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ロフトワークのイベントやセミナー開催の最終的目的はロフトワークのビジネスにつながること。けれども、一方的に宣伝するのではなく、ロフトワークのコンセプト「happy creative:ハッピーを社会に提供したい」のとおり、役立った、おもしろかった、楽しかったといわれるセミナーを開催し、参加者に有意義な時間を過ごしてもらえるようつとめます。
このため、広報・マーケティングにおいてビジネスセミナーは重視している活動のひとつとなっています。ロフトワークという企業や提供するサービスを伝える手段として、広告と比べても非常に高い効果を生み出しているためです。
セミナーでは情報を欲している参加者へ、リアルな場で「視覚」と「聴覚」に訴えかけ、知識をオープンに提供して知的好奇心を刺激することで参加者との強い結びつきを生むことができます。「総合制作代理店」と「クリエイティブのインフラ(ポータル)」という2つの側面をもつロフトワークのユニークさや、プロジェクトマネジメントや情報設計力、デザイン力などの強みを直接伝えることで、紙やネットのメディアに比べても非常に大きなインパクトを与えます。
2009年1月28日のCMSセミナー(TEPIA)
最近ではセミナーを広告としてとらえ、セミナーの時間枠を販売するメディアやイベントも増えています。
ロフトワークがセミナーの企画に力を入れ始めたのは4年前。今では主催や共催、協賛など様々な形で月1回以上、セミナー運営や開催に携わっています。
その中でも大規模でビジネスに直結するセミナーが、毎年1月に開催する200名規模のWeb関係のビジネスセミナーです。リードにつながる大切なマーケティングの手段であるとともに信頼感を高めるブランディングのセミナーとなっています。
ロフトワークでセミナーを開催する際の費用は、人数と会場規模でかわりますが、およそ50~100万円程度。ロフトワークの特徴は費用の大半は会場費(30~50万円)で、告知にほとんど支出をしない点です。(その他、講師謝礼、印刷費、当日の運営スタッフなどがセミナー費用に含まれます)
告知については、プレスリリースやメディア協賛、イベント情報サイト、自社サイト、自社のメルマガ等による案内で集客していきます。
1月のセミナーについては、開催後、参加した約1~2割(200名参加の場合は20名以上)の企業の人と、案件や協業などに関するやりとりが発生します。かつてロフトワークは雑誌に200万円かけて記事広告と抜き刷りを作りましたが、その反応がほとんどみられなかった状況と比較すると、格段に効率的にターゲットへのアプローチを実現しています。
セミナーを成功させる基本はコンセプト、スピーカー、会場という3つの要素です。
特に、様々な情報の中からロフトワークのセミナーを選んで参加してもらうためには、Web担当者が課題を解決する具体的なイメージをもつことができ、目をひく新たな切り口のコンセプトを最初に明確にすることが必要です。
例えば、セミナー「サイト内検索によるマーケティング」(2009年4月23日開催)は、開催の2週間以上前に満席になりました。サイト内検索については、namazuなど無料のものはすでに数多くのサイトに導入されていますが、昨今の検索技術の進歩により機能の洗練されたASPサービスを導入する企業が増えています。
しかし、その実態をまだ紹介しているメディアやイベントは少ないため「サイト内検索の技術の利用によるマーケティングで効果をあげる」という切り口でセミナーを企画。講演する1社が外部でプレゼンするのは初ということもあり、申込みを締め切った後も数多く問い合せが寄せられるほど、注目を集めるセミナーとなりました。
セミナーの満足度に直結するスピーカー陣や講演の内容。ロフトワークでは各分野で活躍する魅力的な人や、ロフトワークの企業風土と親和性の高い人とコラボレーションするよう意識しています。ロフトワークと相性がよい企業や人は相乗効果を生んでセミナーをより充実させるからです。そして、話す内容は極力宣伝色をおさえ、役立つ情報をオープンに共有する構成にします。
2008年4月の「安く!早く!を実現するWebサイト制作の発注マニュアル解説セミナー」のスピーカーは、Web担当者forum編集長の安田英久氏、富士通 Webマスター(当時)の高橋宏祐氏、ロフトワークの諏訪光洋でした。セミナーと同テーマの特集記事を企画した安田氏と、同特集に寄稿した高橋氏、諏訪という組み合わせで構成。特に、高橋氏は富士通の巨大なコーポレートサイトの運営にプロジェクトマネジメントのナレッジ導入を成功させ、ロフトワークのプロジェクトマネジメントにも大きな影響を与えた人です。この3名によるWebサイト制作・発注のための解説は、アンケートで8割以上が「役立った」と応える満足度の高いセミナーとなりました。
雰囲気作りに貢献する要素が「会場」。セミナーコンセプトに合わせた会場選択が大切です。
例えば、家具の会社が運営している「SPAZIO」(恵比寿)は、洗練された会場の椅子や机、ホワイエのソファが、ロフトワークという会社のクリエイティブな雰囲気を高めます。ここでは新卒採用のセミナーやクリエイターイベントを開催します。
一方、200名規模のビジネスパーソン向けのセミナーはTEPIAホールを利用。外苑前駅から徒歩5分という交通の便の良さをはじめ、天井が高く、ホワイエにゆとりがあり、清潔感のある会場は、信頼感や安心感を伝えながらも硬くなりすぎない会場となっています。
エッジのきいたコンセプト、魅力的なスピーカー陣、くつろげる会場、美しいプレゼン資料、スムーズな会場運営など、ひとつひとつを丁寧に準備することでロフトワークが主催する(または講演する)セミナーに参加した人が、ロフトワークと何か一緒に仕事をしてみたいと感じていただけるよう、ロフトワークではひとつひとつのイベントを丁寧に作り上げています。
部署・役職 : PR
証券会社、洋酒の輸入代理店を経て、印刷関連の社団法人に入社。IT関連技術やメディアビジネスなどの調査、研究会・資格試験制度の企画やプロジェクトの立ち上げを担当。2006年ロフトワークに入社し、広報活動を行うとともに、企業とのコラボレーションプロジェクトにたずさわる。
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