Home > ロフトワークの強さ > キーワード・コラム > CMSとSEO、その効果的な関係
情報・コンテンツ管理のインフラツールとなりつつある「CMS」と、サイトの流入を増やすために注力されている「SEO」。この2つの言葉は、もはやコーポレートサイトから切り離せないものになりつつあります。
今回のコラムでは、この2つの関係性を『CMSだから出来ること』という視点で一般的な概要と制作経験をもとに考えてみたいと思います。
生成されるページのサンプル
CMSは、あらかじめどのようなコンテンツを生成するか。ということを想定して、”テンプレート”という各ページのベースとなる箱を開発します。この箱である、テンプレートにテキストや画像などのコンテンツデータを登録していくことで、Webに関する専門知識がなくても、ページが生成できることになります。
テンプレート開発の際にWeb標準はもちろんSEOを意識したコーディングを施しておくことで、クオリティーの高いhtmlの生成が可能となります。
Web標準や、SEOを意識したコーディングがなされているページは検索ロボットにページの内容を理解・認識されやすいというSEO効果があります。逆にhtmlソースが不十分であれば、正しく認識されない可能性が高いのです。
検索ロボットに正しく情報を読み取ってもらえなければ、優れたコンテンツやSEO施策などが十分に効果を発揮することはできません。
CMSを有効に使用してソースを整える作業は、SEO対策の第一段階といえます。
通常CMSでページ作成などを行った場合、自動で文言やリンクの追加・更新が行われます。(行われることを考えて仕様を作ります)
これにより、見落とされがちなパンくず部分や、サイトマップなどのリンク切れを防ぐことができます。一般的に考えてもリンク切れのあるサイトはユーザの心象的にあまりいいものではありません。それと同様に検索ロボットからもページの信頼度の評価を落としてしまう傾向にあります。
ページが多くなればなるほど、リンクの管理の負荷は大きくなると思います。ただ、ぺージ内リンクを効果的に増やすことはSEOの対策として有効です。この相反する課題を解決してくれるのが、CMSです。ただでさえ大変なSEO対策ですので、リンク切れで足元をすくわれないようにしたいものです。
CMSでページ内に多くのリンク(導線)を用意することに関しては弊社山口が書いたコラムにもう少し詳しく掲載されていますので参考までにご覧いただければと思います。
【loftwork.jpのマーケティング活動を支えるCMS】
CMS導入の大きなメリットの1つにページの更新・作成が容易になるということが挙げられると思います。更新作業の敷居が下がることで「情報発信スピードの向上」や、今まで外注していた分の「コストの削減」に繋がるからです。
この「容易さ」、「手軽さ」と言うことが運用・更新を行っていく上で非常に重要だと思います。
そして、それはSEOにとっても大きな意味があるのです。
以下はCMS導入により更新・ページ作成の負荷が軽減されたからこそできるようになったことだと思います。
更新を頻繁に行うことは、検索ロボットに対して効果的です。
更新頻度の高いサイトは、情報が新しいサイトと判断されて検索結果が優先的に表示される傾向があります。
またそのことは、検索ロボットだけではなく、ページを閲覧するユーザに対しても、安心感や信頼感を与える効果があります。
私自信も、更新が滞っているサイトを見るよりは更新が多く活性があるサイトを見たいと思うものです。また、サイトの「活性」を情報の価値を判断するときの1つの指標にしています。これはきっと皆さんも同じですね。
SEO(の内部要因)で成果を出していくには、色々なログの分析から、自分たちの強みを訴求したり、ユーザのニーズにマッチする言葉を考え、titleの文言やmeta要素を日々考え、トライ&エラーを重ね調整していくという、地道な努力が必要不可欠となります。
更新負荷が少なく容易だからこそ、担当者レベルでテストを重ね、最大の効果を得ることができるものに近づいて行くことができるのだと思います。
ページの作成が容易なため、ユーザへの情報発信がスムーズに行なえコンテンツを充実させていくことが可能です。
一般的にサイトのボリュームとSEOは大きく関係していると言われています。様々なコンテンツを提供してくことで、ランディングページが増え、多様なキーワードで検索にヒットする確率が高くなりサイトへの流入が増加させることができるかもしれません。
加えて、ページ構成の見直しなど日々の運用を続けていくことでLPO的な効果も期待できます。
CMSとSEOに関して全てがいい話というわけではありません。
中には「CMSを入れたがために、十分なSEO施策を施すことができない」、「SEOを行うためにCMSを改修する必要がある」という声を耳にすることがあります。
SEO対策の基礎が浸透してきたのはここ数年です。設計不備がないとは言い切れません。
また、検索エンジンのアルゴリズムが日々改良されている以上は、予期できないことが起こり、CMSの改修が発生する可能性も「0」ではありません。この類の問題はこれからも出てくると思います。
最後に問題点をあげましたが、それでもやはり、前半でも数多く述べた通り、「CMS」と「SEO」を上手く組み合わせることで得られるメリットは、大きな効果を発揮することは間違いありません!
そして、これからはSEOの基礎対策にCMSを導入するという考え方にもなっていくのではないかと思います。
基本なくして、SEO対策なしといったところでしょうか。。。
緻密なSEO施策を行うために骨格の強化から行う。極めて理に適った行為だという気がします。
正解がないSEO対策なだけにどの様に変化していくのか先が気になるところです。
事例がたまったころに、またコラムで発表したいと思います。
部署・役職 : クリエイティブディレクター
大学卒業後、服飾雑貨店に勤務。店長として店舗全体の管理・統括を行い、数々のセールス企画を成功に導く。その後2006年ロフトワークに入社。5000点のモバイルコンテンツの制作から数万ページ規模のサイトのCMS構築などを手掛ける。動物と自然をこよなく愛するネイチャー系ディレクター。
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