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ロフトワークって、どんな社風?「ディレクター情報交換会」イベントレポート

2010/09/06 井上 果林  キーワード : 【 プロジェクトマネジメント 】 【 Webサイト

ロフトワークって、どんな社風?「ディレクター情報交換会」イベントレポート

ロフトワークは、社員の半数以上が「ディレクター」。
制作内容は幅広く、大規模Webサイトの開発から携帯系コンテンツ、印刷物まで日々さまざまな案件のディレクションをしています。しかし、ロフトワークの制作実績は当サイトの「実績」で確認できるものの、中のディレクターがどんな人柄なのか、実際にどんなことを考えているのかなど、見えづらいのではないでしょうか。

実は、ロフトワーク社内のディレクター間でも、個々人の仕事の進め方や考え方について、知りたいと思いつつも共有し合えていないことがあります。特に最近は、他社で経験を積んだベテランディレクターが立て続けに入社してきて、彼らのことをもっと知りたい・・・!という要望が強くでてきていました。

そこで、去る2010年8月23日に、ロフトワークが主催するコミュニティ「OpenCU」のイベントとして『2010年ロフトワーク入社ディレクター(業界経験5年以上)情報交換会!』を開催しました。

最近転職してきたディレクターの中で既にディレクターとしての経験が豊富な松井・水野・田中の3名に登壇してもらい、「ロフトワークに対するホンネ」を語ってもらいました。

このコラムでは、ロフトワーク純粋培養ディレクター(新卒入社4年目)である井上がイベントの様子をお伝えしつつ、ロフトワークの中の様子についてもご紹介していきたいと考えています。

登壇ディレクター紹介

登壇ディレクター紹介

松井:ディレクター/プロデューサー歴17年。自ら会社経営も経験。得意なことは「難しい交渉」。

水野:Webディレクター歴15年。高いコミュニケーション能力といつも前向きな姿勢でプロジェクトの荒波を乗り越える。

田中:Webディレクター歴7年。人の良さ・サービス精神・自らのWeb開発スキルが融合し、多くのクライアントの心をひきつけている。

人を楽しませるのが大好き!

ロフトワークって、転職してきた人にとってはどんな特徴の会社なのでしょうか?
入ったときに感じた印象を聞いてみました。

創立10周年記念パーティでの合唱創立10周年記念パーティでの合唱

田中:
個性が際立ってる人たちの集まりだと思いましたね。入社して間もないころ、創立10周年記念パーティがあったんですが、嵐の曲を社員みずからバンド演奏したり、踊ったりしていて、思いっきり人を楽しませようという気持ちがあるんだなと。

確かにロフトワークは経営者筆頭に一風変わった企画をやることが好きで、10周年記念パーティでもアートオークションを開催したり、社員一同で嵐の「Love So Sweet」を合唱したりしていました。

水野:
ボクが「よろしくお願いします」と挨拶しても振り向きもせず黙々とパソコンに向かって仕事している人がいて、洗礼を受けました・・・。あとで、忙しくて気づいていなかっただけだと気づいたんですけど。(笑)

これは某シニアディレクター滝○のことでした・・・。挨拶は大事ですよね!
ちなみにロフトワークは「フラットな社風」とよくいわれます。肩書で呼び合うこともないですし、休みの日にも仲のいいメンバー同士で遊びに行ったり。

そこで、「大企業や他の会社に比べて、社員のマナーや振る舞いの基本ができてないと思うことはありますか?」という質問をしてみました。

松井:
そんなことないです。大企業だからといって全員マナーができてるか、っていわれるとそうじゃない人いっぱいいますし。むしろおとなしいのでもっとがっついていっていいと思いますよ。

という回答。ひとまず安心です。(笑)

業務に使用するツールが多い!

入社したときのインパクトは、社員の雰囲気だけではないようです。

松井:
初日から放置プレイ・・・。(笑)初日はいろんなツールのアカウントが次々とメールで送られてきて、自分でWiki見ながら一つひとつの使い方を確認してました。

放置プレイというのはさておき・・・そうなんです。ロフトワークでは仕事で様々なツールを使用していています。そのため、使いこなせるようになるまで苦労するというのが、転職組の一致した意見。

業務に使用する多様なツール

代表的なものは以下になりますが、それぞれに明確な役割があって、プロジェクト進行や社内共有のために活用しています。

・Wiki(社内規定の記載・ドキュメントテンプレート共有・ナレッジ共有)
Yammer(社内Twitter。情報共有や業務連絡)
・Frame(プロジェクト・会計管理)
・Basecamp(プロジェクト進行時のコミュニケーション・スケジュール管理)
・FastTrackSchedule(WBS作成)
・デヂエ(制作物データ等の管理)
・GoogleDocs(ドキュメント・リストの共有)
・GoogleSite(社内ミーティング用発表資料)

既にたくさん使用していますが、今後新しく導入していきたいと考えているものがあります。それがWebサイト案件に欠かせない「ワイヤーフレーム作成のためのツール」。ロフトワークではPowerPointとExcelが主流ですが、松井、水野の2人は、会社ではVisio(Microsoft)、家では OmniGraffle(Mac)を使用していたそうです。日々様々なツールがリリースされていますので、これから選定しつつ導入していく予定です。

ロフトワークといえば「PMBOK」、その印象は?

Webプロジェクトマネジメント標準

ロフトワークは、プロジェクトマネジメントの知識体系である「PMBOK」を制作業務に取り入れ実践していますが、そのことを既にご存知の方も多いかと思います。3人がこれをどのように思っているのか聞いてみました。

田中:
入社するまではロフトワークがPMBOK取り入れている会社だということを知りませんでした。PMBOKを学んでみて気づいたのは、PMBOKは今までの仕事の中で無意識でやっていたことが、ドキュメントなど明示化されたアウトプットとして体系化されていること。実際とても役立つなあと思います。

水野:
ロフトワークに入ったのはPMBOKを取り入れた会社だからという理由なので今は思いっきりPMBOKに沿った進め方を行っています。大規模案件になると、経験や知識をまとめる箱が必要だと思っているので大事ですね・・・。

松井:
あくまでPMBOKはツールなので、必要ないときには特に意識していません。ただ、PMBOKを把握していることをクライアントに共有しておくのは大事ですが。

PMBOK はNASAのプロジェクトのナレッジを元に構築された知識体系なので、大規模で長期の案件に特に力を発揮すると言われています。ちなみに、ロフトワークが取り組んでいるPMBOKについては、「Webプロジェクトマネジメント標準」という本に掲載していますのでご興味あればぜひお手にとってみてください。

先輩ディレクターから若手ロフトワークディレクターへのアドバイス

ロフトワークのディレクターは、新卒で入った社員や他業界・他業種から転職してきた社員も多くいます。そのためディレクターとして試行錯誤の毎日。

そこで、これまでの質問と少し視点を変えて、ロフトワークの若手ディレクターに対して思っていること、改善したほうがよいと思っていることを聞いてみました。

田中裕也

田中:
デザインに関して知識の多い人は多いですが、もう少しコーディングの知識もあったほうがいいのではないでしょうか。やはりそれなりにコーディング知っていた方がディレクションしやすくなると思います。

ロフトワークは社内に制作部隊を持たず、外部のコーダー、システムエンジニアの方に制作を依頼しているので、やはりWebディレクションにコーディングの知識は必須との意見。「きちんと連携してプロジェクトを進めてゆけば問題ない」という意見もありましたが、知っておくには越したことはないというのは事実。ディレクターは日々精進です。

松井淳

松井:
ちょっとプロジェクトが混乱してきたら、半日とか一日とか仕事止めちゃう勇気を持つとよいのではないかと思います。

一度ゴタゴタから離れて客観的にプロジェクトを見直すことが大事ということ。確かに忙しいときほど、ひたすら目の前のタスクに追われて全体が見えなくなりがち。全体が見えていないということが分かっていても逃れられない若手ディレクターにとって、はっと目を覚まさせられる意見です。

水野太

水野:
いざというとき助けてもらえる人間関係を築いていくといいと思います。

田中:
ロフトワークのディレクターって若い人が多くて年の割にすごく有能なんですが、担当の仕事だけで満足するんじゃなくて、もっと積極的にいろいろ乗り込んでいけばいいんじゃないでしょうか。

忙しい日々を送っているとついついおろそかになりがちなプライベートや人間関係。とはいえ、実は仕事以外の場面での知識や経験が、自分の仕事を支えてくれることが多いということ。仕事も休日も全力で楽しんでいるお2人ならではのアドバイス、ありがとうございました!

ロフトワークディレクター、これからも進化してゆきます!

ロフトワークディレクターイメージ

コラムを読んで、ロフトワークのこと、ディレクターのことを少しでも感じとっていただけましたでしょうか?色々とご紹介してきましたが、このコラムを感じながら私が改めて感じたのは、ロフトワークのディレクターは常に前進しているということ。情報収集も、PMBOKも、数々のツールも、プロジェクトの成功のために必要なものであればどんどん取り入れていく前向きな姿勢。

これからもロフトワークは日々進化していきます!

「クリエイティブな学び合いネットワーク」OpenCU

ロフトワークでは、OpenCUという「クリエイティブな学び合いネットワーク」を立ち上げ、弊社スペースを使って不定期でイベントを開催しています。

ロフトワークの様子をもっと知りたい方は・・・

井上 果林

執筆者

部署・役職 : クリエイティブディレクター

京都大学卒業後、ロフトワークに入社。NECビジネスポータルサイトのコンテンツ運用から、CMSサイト構築、会社案内ディレクション、モバイルのコンテンツ開発まで編集力・企画力を活かし、幅広く制作を手掛ける。最近のテーマは「コンテンツ戦略」。ユーザーにとって価値あるコンテンツをいかに設計し、ビジネス成果につなげるか、クリエイティブディレクターとしての戦略的なアプローチを追求中。

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