Home > ロフトワークの強さ > キーワード・コラム > 小さくはじめて長く続ける! ロフトワーク的ソーシャル運用のススメ
本コラムでは、ロフトワークが、自社のソーシャルメディア./サービス運用の中で学んだ、「小さくはじめて長く続ける」ためのヒントをご紹介します。
「ソーシャルメディアに関心はあるけど、リスクや負荷を考えるとちょっと…」「アカウントはあるけど、続けられるか心配」「成果をどう報告しよう」「ネガティブな反応があったら困る」など、ソーシャルメディアの企業活用が「ちょっとこわい」と感じている企業・組織内担当者の方に参考にしていただけたら嬉しいです。
ソーシャルメディアへの漠然とした「こわさ」には、炎上や情報漏洩などのリスクや、運用負荷に対する拒否反応が、大部分を占めているのではないでしょうか? それらを軽減してくれるのは、運用体制です。第一回は、「委員会型チーム」をオススメします。
・部署横断型のメンバー編成
・各メンバーの役割分担がはっきりしている
・状況に合わせて役割や編成を変えられる柔軟性をもつ
ロフトワークでは現在、この委員会型チームで、Twitterを中心に、8サービス/16アカウントのソーシャルメディアを運用しています。
具体的に、委員会型の運用チームとはどんなものでしょうか? 実際のロフトワークのソーシャルメディア運用チームをご紹介します!
ロフトワークのソーシャルメディア運用チームは5名。オウンドメディアの運用スタッフを中心に、マーケティング部門から3名、PR部門から2名が参加している部署横断型のチーム編成で、2010年5月から約1年間を共にしています!
このチームでは、ざっと分けて下記のような役割分担をしています。
各アカウントに主担当者を置きつつ、網羅的に全アカウントをサポートする役割も設置している体制です。また、ツールの共通化、指標の統一化をはかっていて、リスク情報の相互チェックや、情報共有も頻繁に行われています。
例:Twitter4アカウントにおける役割分担
ツイートを通したコミュニケーションが得意な人はイベント時の実況ツイートを臨時で引き受け、アクセス解析に長けた人は指標の設計から数値の読み取りまで担います。ときに「あのツイートはわかりにくい」「人気アカウントがRTしてくれていたよ」など、声掛けもしあいます。これぞ、多様なメンバーがいる委員会型の運用方法です。
1.分担することで運用負荷を軽減
2.相互チェックでリスクを分散
3.長期的な PDCA運用を実現
1.ソーシャルメディア運用に関する権限
2.メンバーの多様性
3.各個人の高いモチベーション
とはいえ、最初から部署横断型の機能的な委員会を作ろうと意気込むと難しいかもしれません。事業規模や、業態、上層部の理解など、ソーシャル運用チームを組むには、各企業ごとに様々なハードルがありますよね。
ロフトワークも、最初は各サイトのTwitterをバラバラに運用していました。情報共有をもとめて、担当者が集まったことが委員会発足のきっかけです。
もしも、自社のソーシャルメディアが、複数の部門・担当者によって運用されているのだとしたら、まずは合同の定例会議を設けてみてはいかがでしょうか? 情報交換ランチでもOKです。運用上の悩みや、ツールに関する情報、気になったニュースなど、「共有すること」から始めることがオススメです。
さて、第1回は運用体制のヒントをお伝えしました。委員会を作るだなんて、おおげさに感じられたかもしれませんが、それぞれが通常業務の延長でやっていることを、より効率的に回しているにすぎません。
私は、「ソーシャルメディアのアカウントを持つ」ということは単純に「鉛筆を持てるようになりました」みたいなものだと考えています。「綺麗な字で手紙を書いて相手に好意を伝える」、「超リアルなデッサンをして技巧を披露する」、「机の上で転がして友達と遊ぶ」など、鉛筆を持った後にできることは様々。
道具を持つことに怯えるのではなく、道具を使ってできることのバリエーションを意識しながら、使用目的をきちんと設定すればこわいものではないはずです。しかも得意分野に合わせて誰かと共有すれば、ずっと軽やかに使いこなせるはず!
次回以降は、ちょっと変わった視点で各アカウントのクセと対策を考える方法、またソーシャルメディア運用に便利なツールの紹介と具体的な成果指標の設定等に触れたいと思います!
部署・役職 : パブリックリレーションズ
武蔵野美術大学卒業後、IT関連出版社に入社。IR(投資家向け広報)を経て、ケータイ世代向けのメディア事業に参加。モバイルサイト運用や、電子書籍/紙書籍の企画編集を手がける。2010年にロフトワーク入社。オウンドメディア/ ソーシャルメディアコンテンツの企画編集、コラボレーション企画、スタッフ・ブランディング等、ロフトワーク全体のメディア化とコミュニケーションを担当している。
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