Home > ロフトワークの強さ > キーワード・コラム > ロフトワーク的ライフハック デスクトップ整理術編
典型的な汚いデスクトップ
「デスクトップ上にファイルが多いと、パソコン動作が遅くなる?」という話を聞いたことはないだろうか。
パソコンはデスクトップに置かれたファイルやフォルダのアイコンを描画するために、CPUやメモリに、絶えず負荷をかけている。ウィンドウを立ち上げて何かの操作を行っている間も、その裏側で、パソコンは絶えずデスクトップの描画を続けている。これは明らかに無駄な負荷だ。
「すぐに使うから(よく使うから)デスクトップに置いておこう」という考え方はあると思うが、仕事が忙しく、業務が積み重なるうちに1つ目の写真のようなデスクトップで作業を行うことになりかねない。こうなってしまうと「え~っとあのファイルはどこだっけ?」「あ!間違って関係ないファイルもゴミ箱に突っ込んじゃった」というちょっとした事故が何回も起こることが、容易に想像される。これではかえって仕事の効率は悪くなってしまう。
どんどんパソコンの解像度も上がっているので、「アイコンを小さくすれば、もっとたくさんアイコンが並べられるぞ」となってしまうと、業務効率は下がる一方だ。
頑張って整理したデスクトップ
「ちょっと時間があるのでデスクトップを整理してみよう」と2つ目のように整理をすることもあると思う。
ただ、やはり仕事が忙しくなると、どんどん散らかってしまい1番目の汚いデスクトップに戻ってしまうのは時間の問題だ。
「忙しいから散らかる」⇒「散らかると業務効率が落ちる」⇒「どんどん仕事がたまっていく」
という負のスパイラルをどうすれば断ち切れるのか?
筆者のデスクトップ
いくら整理しても、結局散らかってしまうのであれば、「いっそのことデスクトップには何も置かない」というのが筆者の発想だ。
右が実際の筆者のデスクトップ。(このコラムのために一時的にこうしているわけではない)
もちろん、何か作業をするときには、作成中のファイル、Webからダウンロードしたファイル、メールに添付されていたファイルなどがデスクトップに並ぶわけだが、ひとたび作業が終わればすぐにデスクトップからはアイコンがなくなる。
「仮想デスクトップ?」という発想もあるかもしれないが、それではかえってPCにかかる負荷は増えてしまうので、筆者は使っていない。
とにかく、デスクトップにはショートカットの類も含めて、一切常設のアイコンがないという状態を保っている。
と書くと「アプリケーションはどうやって呼び出すのか?」「ファイルはどこに保存するのか?」という疑問が生まれるだろう。といっても、いちいちWindowsのスタートメニューからアプリを探したり、Cドライブのファイルを検索したりするような非効率なやり方はしていない。
筆者の場合、デスクトップにアイコンを並べる代わりに2つのフリーツールを活用している。
(注)ここで紹介するツールは、いずれもWin用。
Macの場合、インターフェイスが優秀なので下記のようなツールを付け足す必要はない、ハズ。
ドック風ランチャー「RK Launcher」
いろいろと細かい設定もできるようになっている
1つ目がドック風ランチャーの「RK Launcher」だ。
軽快に動作するドック風ランチャーで、マウスオーバーすると、登録したアイテム(アイコン)がアニメーション反応するというヴィジュアル的なランチャーになっている。
表示位置や透明度を調整する機能、デスクトップ上に開いているアプリケーションを格納する機能等も付いていて、まさにMacのドックに近しい使い勝手になっている。(とはいえ、本物にはかなわないが)
筆者のMac好きがこうじて、見つけたツールなのだが、これがあるとデスクトップのあらゆるショートカットが排除できる。さらにウィンドウを立ち上げて作業しているときに、他のアプリを立ち上げようと、デスクトップを表示してショートカットを探す、といった手間もなくなるので、スムーズに作業が進められる。(Macユーザーからすると当たり前の世界だが) マウスオーバーした時だけ出てくるように設定しているので、作業中も邪魔にならない。
この手のアプリが常駐するとかえってPCへの負荷が高まるように思われがちだが、このアプリが使うメモリはメーラーの十分の一程度なので、気になるような負荷ではない。
ファイル管理ソフト「FenrirFS」
ファイルを直接ドラッグ・アンド・ドロップするだけ
「スター」「ラベル」といったGmailのような管理方法
2つ目がファイル管理ソフトの「FenrirFS」だ。
デスクトップやメールソフトから、ファイルをフォルダに入れるように直接ドラッグ・アンド・ドロップするだけで、簡単に素早くファイル管理ができるようになるというソフトだ。
ファイルを登録した後の管理方法はGmailに近い。
「スターをつける」「ラベルで分類する」「自動振り分けで整理する」「アクセス日時や拡張子ごとに整理する」など機能が豊富で、ファイルの検索が非常に楽になる。
ディレクトリー型のファイル管理を完璧に使いこなしている人にとっては、受け入れがたい発想なのかもしれないが、少なくともGmailを活用できる人には使いこなせるはずのインターフェイスだ。注意すべきはファイルの命名則。基本的には検索するときにファイル名を使うので、ある程度ルールを決めて、ファイル名をつけておかないと探せなくなってしまう可能性もある。
とはいえ、作業が終わったらそのままズボッとファイルを突っ込むだけ、という管理方法は慣れればかなり楽チンである。
また、フォルダはショートカットとして登録できるようになっているので、フォルダにまとまっているファイルを分解するのが難しい場合はそのまま登録してしまうのも一つの方法だろう。フォルダ本体は任意の場所に保管しておけばいい。(そこへのショートカットは「RK Launcher」に登録しておけばOK)
これでファイルを見つけるために、いくつもフォルダを開いたり、Windowsのファイル検索結果を気長に待ったりする必要はなくなる。また、アクセス日時順にファイルをソートして、一年以上アクセスしていないファイルをバックアップに移動する(もしくは一気に消す)といったデータの掃除も楽になる。
敏腕ディレクターT子のリアルデスクトップ、美しい!
社長S氏のリアルデスクトップ、汚い!
実は、このデスクトップ整理術を使うようになってから、オフィスの机の上や自宅の部屋もかなり片付くようになってきた。「使ったらしまう」「必要なものは一箇所にまとめる」「いらないものはどんどん捨てる」という習慣が身に付いたのだろう。
確か、佐藤可士和さんのオフィスも机の上にはMacだけで、資料はすべてフォルダかBOXに整理して1箇所にまとめてあった気がする。佐藤可士和さんに限らず、雑誌などで“仕事ができる有名人”などと紹介される人たちのオフィスや机の上、カバンの中はきれいに整理されている。
ロフトワークでは、オフィスをきれいに保つ意味も含めて、比較的短いスパンで席替えをする風習がある。席替えをするためには、身の回りのものを整理する必要があるので、強制的に片づけをすることになる。8割方のスタッフは席替えをした後、しばらく机の上もきれいなのだが、2割ほどはどうしても机の上が汚いスタッフがいる。そういうスタッフに限ってPCのデスクトップがアイコンで埋め尽くされている。
このコラムは、まずはじめに弊社社長のS氏に読んでもらいたい。
部署・役職 : チーフプロデューサー
甲南大学卒業後、大阪の広告代理店に入社。幅広いクライアントの広告プロモーション企画、制作物の制作ディレクションに携わる。2004年にフィリップモリスジャパンに入社。中国エリアのマネージャーに就任し、販売シェアを160%拡大。2006年にロフトワークに入社。プロデューサーチームを束ねるチーフとして、企画力・調整力を駆使し数々のプロジェクトを成功に導く。
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