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CGMやポータル機能など、様々な技術と連携が始まったECサイト

2008/06/06 河原 康達  キーワード : 【 ECサイト 】 【 Webサイト

市場規模は右肩上がり 高まるモバイルサイトへのニーズ

ECサイトが注目を浴びています。“EC”とは、Electronic Commerce(電子商取引)の略。インターネット経由で買い物ができるサイトをそのように呼ぶことがあり、“eコマースサイト”“ネットショッピングサイト”“オンラインストア”などとも呼ばれます(以下、ECサイトに統一)。ここでは、カートとオンラインで決済できる機能があればECサイトとして話を進めましょう。

一口にECサイトと言ってもその形態はさまざまです。例えば、単独で自社の製品を販売するサイト、Yahoo!ショッピングや楽天のような大規模ショッピングモールに出店し、様々な商品を扱うようなオンラインストア、特化した商品やサービスを提供する専門店型のサイト、 iTunes Music Storeのような楽曲や動画のダウンロードサイトなどがあります。さらに広い意味で消費者同士のやり取りまで含めると、オークションサイトもECサイトと言われています。

いまや生活のあらゆる場面でECサイトに触れる機会が増えてきています。「ネットで手に入らないものはない」という認識もあながち嘘ではないのが、現在のECサイト事情です。その傾向は数字にも出てきており、BtoC(消費者向け電子取引市場:Business to Consumer)の市場規模に限って言えば、2006年度で4.4兆円規模(#1)を記録し、2008年度は5.3兆円規模、その後も右肩上がりに市場拡大が起こっていくと予想されています(#2)。ECサイトに注力しリアル店舗を閉店するショップが昨年辺りから増えるなど、ECサイトの存在がビジネスモデルそのものに影響を与えるようになって来たことを物語っているでしょう。

また最近の傾向として、よく耳にするのはモバイルECサイトのニーズが高まっている話。業種や扱っている製品にもよりますが、PCからの購入者を携帯からの購入者が上回っているという話を企業担当者から聞く機会は少なくありません。恐らく、消費者がECサイトを購買方法の1つとして賢く利用し始めたことの現れではないでしょうか。

単なるショッピングだけでなく コミュニケーションの場を提供する存在へ

企業にとってもますます重要な存在となってきたECサイト。賢くなった消費者のニーズを満たすべく、各社さまざまな施策を持ち込み、ECサイトに参入してきています。

例えば、従来の製品カタログ&ショッピングに加え、売り手側から商品の魅力を伝える、特集やブログなどを掲載したポータル型ECサイトも数々と立ち上がっています。中にはSNSを併設したサイトまであり、消費者がブログを書いたり、仮想世界の特性を活かした買い物を体験することが可能です。これらはSEO (Search Engine Optimization:検索エンジン最適化)の観点からユーザー流入につながるものであり、さらにCGM(Consumer Generated Media:消費者発信型メディア)をECサイトに活用できる注目の施策と言えるでしょう。

加えて、Ajaxなどリッチなインターフェースの活用により、商品閲覧やナビゲーションの自由度をアップして、ストレス無く買い物ができる環境を提供するなど、技術面からのアプローチもECサイトで顕著に起こっています。

 拡大と成長を続けるECサイトの世界においては、企業と消費者、消費者と消費者が、お互いのカルチャーや思想に共感し合う“コミュニケーションの場”の提供が、今後の求められる1つの視点ではないかと思います。

<参考>
#1平成19年5月11日 経済産業省「平成18年度電子商取引に関する市場 調査」より
#2富士経済調べ

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