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強い印象を与えるメッセージ性の高い「ロゴマーク」

2008/06/11 ロフトワーク スタッフ  キーワード : 【 プロジェクトマネジメント

「ロゴ」とは企業の大切な資産です。

日常の中で、「目にしない日はない」というくらいにありふれているロゴマーク。これはCI(コーポレートアイデンティティ)の中核にあるVI(ビジュアルアイデンティティ)を担う大切な役目を果たしています。言い換えると、「経営理念」や「企業の強み」をビジュアルで表現しているものであり、企業にとってブランドを構築するための大切な資産です。

企業に対するファーストインプレッションはロゴで決まるといっても過言ではありません。堅実なイメージなのか、フレンドリーなのか、グローバルなのか、エコなのか、ちょっとした形や色で企業(またはブランド)に対する印象は生まれてくるのです。

※このコラムでの「ロゴ」は「ロゴマーク」のことを指しています。

そんな大切な「ロゴ」が作成されるタイミングはいつ?

では、ロゴはどんなタイミングで作成されるのでしょうか。
ここでは企業のCIを中心に、具体的な例をあげてみました。

[1] 企業の合併で新規ブランド作成時の場合

* セガサミーホールディングス(旧:株式会社セガ/サミー株式会社)
→http://www.segasammy.co.jp

* 新生銀行(旧:日本長期信用銀行)
→http://www.shinseibank.com/powerflex/cash.html
※キャッシュカードの色を選べるところが印象深いですね。

[2] 時代の流れと共にブランド(企業)イメージを刷新したい場合

* 21年ぶりにキッコーマンがコーポレートロゴを刷新。
→http://www.kikkoman.co.jp/news/08017.html
※キッコーマンだけでなく、グローバル展開を理由にロゴを変更していく
企業が増えています。

* カメラ業界の老舗ブランド、NIKONの刷新
→http://www.nikon.co.jp/main/jpn/whatsnew/2007/0220_coolpix_01.htm
※キムタクがCMで活躍している、コンパクトデジタルカメラ「COOLPIX」。
これは“オヤジカメラ”から一転、スタイリッシュな大人向けのイメージ。
なんか、ちょっと最近「NIKON」カッコいいなぁ、と思いませんでしたか?昔からある商品もターゲットの思考の変化にあわせて、イメージの変更をしています。

[3] ブランド(新規事業、サービス、製品やイベントなど含め)を立ち上げる場合

* らでぃっしゅぼーやが新たに立ち上げたブランド「PICODELI」
・健康を気遣う専業主婦をターゲットとした「らでぃっしゅぼーや」のロゴは
 年齢層関係なく、どんなターゲットにもフレンドリーな印象です。
 →http://www.radishbo-ya.co.jp/
 対してPICODELIは、子どものいない働く夫婦をターゲットとしています。
 ロゴは上質感を全面に出しており、とにかくスタイリッシュです。
 全くらでぃっしゅぼーやを感じさせませんね。
 →http://picodeli.jp/

[4] 起業の瞬間…7年前のロフトワークです。(笑)

ロフトワークの企業理念は「クリエイティブをダイナミックに流通させる」こと。三角形+「L」の組み合わせは「クリエイター、クライアント、ロフトワーク」の三方向の関係性が平等であることが三角錐で表現されています。

三者の協力で、クリエイティブの流通を促していこうと、イメージしています。

メッセージ性の高い「ロゴ」は、強い印象を残します。

たくさんの人の心をつかむロゴはたくさんありますが、ここでは全てを挙げきれないので、個人的に印象に残っているロゴをここでちょっとご紹介します。

テレビ朝日

2003年にデザインが変更されているので、古い話になりますが、「テレビ朝日のロゴ」と聞いてどんな現在のロゴが思い浮かびますか?

「常に変化する生きたロゴ」というコンセプトで、テレビ朝日がTOMATOと開発したロゴです。リニューアル当時とても話題になり、雑誌にも多々掲載されていました。テレ朝サイト内の「ロゴサイト」というサイトもあるように、力をいれていた様子がわかります。テレビ画面にちょこちょこ出現するこのロゴはだいたい動いています。動きのレギュレーションもあるのでルールを守る方は大変ですが、視聴者としては、印象に残るロゴの一つで、「動く」って新しい!と思いましたが、あまり他の企業へ発展していないのは、テレビ局のようなエンターテインメント企業以外はロゴが動いてもあまり意味がないからでしょうか。

旧UFJ銀行

さて、もう一つ印象に残る「ロゴ」、それは「旧UFJ銀行」。銀行の合併は頻繁にあるので、覚えているひとは少ないと思いますが、看板にエンジと山吹色のグラデーションを使用していました。ハッキリとした色やクッキリとしたマークの「ロゴ」が定説だったその時に、妙にアーティスティクなロゴが出現したという印象が残ってます。

その後、グラデーションを使う企業がチラホラ出てきていたので、「グラデーション、使っていいのか!」という世の中の気づきとその影響はあったかと感じています。

ふじようちえん

また、最近では「ふじようちえん」。ご存知ない方もいらっしゃるかもしれませんが、有名な佐藤可士和さんが関わっています。なかなか、アートディレクターを起用してまでロゴをリニューアルする幼稚園は少ないですよね。更にロゴだけでなく、建築やサイトもリニューアルすることにより、「ふじようちえん」のブランドが立っています。 少子化に伴い、幼稚園も生まれ変わっているんですね。 →http://fujikids.jp/about/

「ロゴ」を制作する際に気をつけていくこと。

「ロゴ」の制作は、関係者が多ければその分さまざまな主観が混ざり、全員の要望を調整するのは一苦労です。アイデアを捻出するよりもコミュニケーションで時間を費やすことの方が多くなってしまうかも知れません。

また、ロゴは作ったら終わりというわけではありません。ロゴのデザインが決まった後は、名刺から始まって、商品や製品のパッケージなど、様々なアイテムに関して新ロゴで再度デザインしていく作業が必要になっていきます。

表現したいイメージを具体化することは勿論ですが、ロゴ展開時のレギュレーション、印刷のコストまで考慮して提案していくことが大切なのだと感じています。

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