Home > ロフトワークの強さ > キーワード・コラム > Webから始まるバイラルマーケティング
ネット広告かテレビCMか。
企業の広告宣伝を担当されている方とお会いする機会が多いのですが、「同じ予算をテレビCMにかけても、以前程の効果が得られなくなった。」という悩みをよく聞くようになりました。「2006年に制作費を含むインターネット広告費が雑誌広告費を抜いていた」という話題が盛り上がってから約半年、企業の宣伝予算が、バイラルマーケティングにフォーカスしている動きを強く感じます。
バイラルマーケティングとは、消費者の口コミにより商品やサービスの利用者を拡大していくマーケティング戦略のことですが、この手法の宣伝が、実生活の中に浸透しています。まさにその映画を観終わった人のコメント集で構成した映画のCMや、「友達紹介キャンペーン」を掲げた広告が増えたと感じている方も多いはずです。
企業の隠ぺい体質の露呈が後を絶たないことも、バイラルマーケティングが注目を集める追い風になっているのではないでしょうか。冒頭の「同じ予算をテレビCMにかけても、以前程の効果が得られなくなった。」と感じている企業の多くが、企業自身が発信する、一方向のコミュニケーションに限界を感じ、客観的でインタラクティブ性をもった広告宣伝の手段を求めています。
その手段として会員サイトが選ばれているように思います。実際、会員サイト立ち上げの相談をもらう機会が増えています。囲い込み・優良顧客の醸成や、属性にセグメントした販促活動をしかけることが可能になるだけでなく、インタラクティブ性をもったコミュニケーションを容易に実現できる会員サイトは、他の広告にはない優位性の高いバイラルマーケティングの手段なのではないでしょうか。
会員サイトによって醸成されるユーザーの満足
バイラルマーケティングでの成功事例としては、18か月で1200万人のユーザーを獲得した「Hotmail」が有名ですし、団地型生活における近所づきあいの網に着目した「タッパーウェア」も、ある意味バイラルマーケティングの成功事例だと思うのですが、あるデザイナーズ・ブランドのバイラルマーケティングにまつわる話を思い出したので、紹介したいと思います。
北京オリンピックで話題になったスピード社の「レーザー・レーサー」。
ご存じの方も多いかと思いますが、この水着のデザインを日本のデザイナーズ・ブランドが手掛けています。
出場国毎に異なるデザインそれぞれに「心」という漢字があしらわれていて、なんだか日本人として嬉しい気持ちになりました。
このデザイナーズ・ブランドの洋服は私も大好きなんですが、なんと自社のWebサイトを持っていません。にも、かかわらず、同社を紹介するサイトはWeb上にいくつも存在します。しかも企業サイトがない為に、さまざまな「憶測」が数々のバイラルマーケティングを生み出している(気がします)。
サイトを持たないことでバイラルマーケティングを誘発するという
「企業ティザー」!
もしやこれはバイラルマーケティングの超前衛なのでしょうか?これはちょっと考え過ぎかもしれませんが 、ウェブの世界は今後ますます様々な手法が生まれ、同時に大量のサイトがあり「話題になる」事は難しいのも事実。
そしてもっともっと「面白い可能性」がたくさんあるのもウェブマーケティングのもうひとつの事実です。私自身、バイラルマーケティングをはじめ、もっと「話題になるサイト」をクライアントの皆様と考えてみたいと考えています。
ご用命頂ければ私柏木をはじめロフトワークが全力で、ご支援させて頂きます!
部署・役職 : プロデューサー
大学卒業後、ブライダルジュエリー販売会社に入社。マネージャーとして販売・法人営業・店舗マネジメントを行い、赴任した3店舗の売上記録を更新する。その後、制作会社で企画営業の経験を積み、2008年6月よりロフトワーク入社。プロデューサーとして大学サイトから、大手ショッピングモールのサイトリニューアルなど幅広いジャンルのプロジェクトに携わる。
2010/02/08 シニアディレクター 滝澤 耕平
【 Webサイト 】 【 プロジェクトマネジメント 】
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