Home > ロフトワークの強さ > キーワード・コラム > 遂に登場したWordPress3.0に迫る! WordCamp YOKOHAMA 2010 潜入レポート
先週の土曜日に東京都市大学にて開催されたWordCamp YOKOHAMA 2010に参加してきました。今最も注目を集めるツールの今後の展開と、WordPressをベースに開発が進む新しいloftwork.comである "loftwork.com 7.0"について自称社内の新しいもの好き代表山口がレポートしたいと思います。
会場の東京都市大学は、渋谷から40分ほど。閑静な住宅街の中にあります。さすがに大学というだけあり、教室には机と電源さらにはWi-fiと整備されており、セッションを聴講する環境としては、とてもよかったと思います。(机がちょいせまかったけれど…)
午前中のセッションは、Automattic 社員であり、日本における WordPress のエバンジェリスト代表とも言えるマクラケン直子さんによるWordPress3.0の紹介からスタートしました。
インターネット上のサイトの8.5%がWordPressで構築されており、全てのツールの中で最大勢力となっているとのことで、徐々に国内のサイトでも導入が進んでいるようです。「暮しの手帖社」「TechCrunch」はWordPressで構築されているとのことでした。
新機能としては…
・WordPress MUとの統合
マルチユーザー版として別のパッケージとして存在していたMUと統合することにより一つのサーバー上で複数のブログを持てる構造に。
・新デフォルトテーマ
これまで長い間デフォルトテーマだったキューブリックからTwentyTenという新しいテーマが採用されます。ヘッダの画像を変えるだけでも大分イメージを変えることができる汎用的なブログテーマです。
・カスタム背景
Twitterの背景画像を変えるように、簡単にサイトの背景を変更可能に。
・ウィジェットエリア
2つのサイドバーと4つのフッターの内容を簡単に変更できるように拡張。
・カスタムメニュー
ウィジェットのような簡単な操作で、サイトのグローバルメニューを追加・変更でき、さらにドロップダウンメニュー(マウスオンで下層の項目を表示させる)にも対応。
その他、カスタム投稿Typeの拡張により、さらにCMS的な利用が可能になったりカスタム分類として、タグやカテゴリーといった既存の分類以外の軸を設定できるようになったりと、確実に進歩している印象です。
午後はついに弊社社長の諏訪と開発者の熊谷によるloftwork.comの新バージョンのセッションです。
実は社内でも新しいloftwork.comは一部の人間しか知りません。私も開発をしていることは知っていましたが、具体的な概要を聞くのはこの日が初めてでした。
2006年に現在の形になった loftwork.comは2000年の立ち上げ以来第六世代に該当し.netで構築されています。.netは当時としては最善の選択だったものの、年末年始など特定の時期のアクセス変動に耐えられないなど、課題も抱えていました。
そこで、"To The World" "Cloud" "Open"をキーワードに新バージョンの開発を開始。様々なツールを検討した結果、楽しんで受け入れられ、オープン性や海外への広がりも期待できるWordPress + BuddyPressと高いコストパフォーマンスと柔軟なsizingで読み切れないアクセスの増減にも柔軟に対応できるAmazonEC2の組み合わせにたどり着きました。
loftwork.com7.0のバックエンドと、WP/BPの分担
実際に開発を担当した熊谷も、今後の(製品自体の)バージョンアップに対応するために WordPress,BuddyPressのソースコード自体には手を入れないという条件で開発を行ったが、非常に開発をしやすかったと振り返ります。
その主なポイントは以下。
・WordPress
強力なアクションフック、フィルターフック、PoEdit
・BuddyPress
Site wide ライブラリ、拡張プロフィールを利用した登録フォーム、bp_template_contentによるアプリケーションページへの追加など
WordPress+BuddyPress+AmazonEC2によるloftwork.com7.0は2010年7月1日のオープンに向けて、現在鋭意開発中です。
loftwork.com7.0
WordPressの面白さは、私のようなノンプログラマーでもより便利に高度なサイトを構築できるような方向に仕様が拡張されていっているところだなと感じました。
これまではテンプレートを編集しないと出来なかったことが、様々な機能を追加してくれるプラグインと本体のバージョンアップによってどんどん簡単・便利になっていっています。しかもプラグインは日夜世界中の有志によって追加・改変されていく。こんな機能ないかな?と思ってプラグインライブラリを検索するとだいたい見つかりますし、iPhoneのアプリのようにインストールも簡単です。
さらにphpがベースになっており、CMSによくある独自タグをそれほど知らなくても開発を始められるという敷居の低さも有志開発者の背中を後押ししている。
これが、WordPressが全世界で広く普及した要因なのではないかなと思います。かゆいところに手が届く。WordPressから今後も目が離せません。
部署・役職 : マーケティング
大学卒業後、教材の営業を担当。2004年12月ロフトワークに入社し、クリエイティブ・ディレクターとしてCMSを用いたサイトの構築から、新技術を用いたWeb関連アプリケーションの開発のディレクションなど幅広いプロジェクトを担当。2007年10月よりマーケティングを担当し、現在はloftwork.jp全般の管理を行う。
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