bring me to Kita-Kyushu!夜の花屋

桜の季節

今朝、電車で会社に向かう途中、駒場東大前の桜が目に入りました。
これから入ってくる新入生を心から歓迎するかのように、満開の桜がやさしい日差しの下で輝いていました。

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でも桜の咲く季節、私はこの数年、ちょっと苦手でした。それは大好きだった祖母を思い出してしまうからです。8年前の4月1日、桜吹雪の中で、祖母とお別れした時の景色が今でも目に浮かびます。

祖母はオーダーメイドで洋服をつくるデザイナーでした。祖父が結核で若いときに亡くなったため、洋裁学校に行きなおし、娘(私の母)を育てるために、デザイナーとしてビジネスを始めたのです。その当時の女性としてはとても珍しかったようです。

一番忙しかったときは、雇っているお針子さんは30名以上。高血圧で吐血しても、仕事があるから、といって、朝から晩まで働き続けるような人でした。

退職後は燃え尽きてしまったかのように、「私の人生は本当に幸せだった。もう何にもほしいものはない」と言って、まわりを心配させていました。そしてその言葉どおり、あっさりと他界してしまいました。


最近、自分の中にこの祖母の血を感じる時があります。とにかく仕事が楽しくて、自分の身体は二の次で、働き続けてしまう感覚。

でもそのおかげで、今の自分がすごく充実しているように、祖母も心から満たされて他界したのかな、と思えるようになってきました。桜を見てもただ涙がでるのではなく、「おばあちゃん、私も負けずに頑張るね!」と。

桜は、いろいろな人の別れと出会いを見守っているのかな。

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