The New Context Conference 2007
2007/09/30 16:28 Category : イベント ![]()
9月25日、26日は、デジタルガレージが主催するカンファレンス「The New Context Conference 2007」に参加してきました 。
今年も日本のインターネット業界を常にリードしてきた伊藤穰一が総合司会となり、ウィキペディア創設者ジミー・ウェールズや、2008年初頭に日本でもサービス展開するビジネス特化型SNS「LinkedIn」のCEOリード・ホフマンなど、国内外から本当に豪華なスピーカー陣が参加しました。
カンファレンスの詳細は、公式サイト以外に、ふみさんのブログや、BlogTVなどでもご覧いただけますが、私は参加して感じたことを整理してみました。
・国際的なカンファレンスの重要性
日本はまだまだ国際的には閉じた国だなと感じています。
なぜか?
理由はシンプルで、みんな基礎英語力はあるのに、
本来の目的である英語でコミュニケーションをとれる人が少ないから。
普通に日本に住んでいると英語を使う場面はほとんどない。
だからへんてこな発音だろうと適当なリスニングだろうと
英語でコミュニケーションしちゃうような経験をできないのです。
でも大切なのは文法の正しさとか語彙量じゃないんですよね。
海外的な発想の展開だったり会話を進めるマナー、
そして訛りまくりの発音だろうと物怖じせず発言する自己主張、
そういうものが重要になってくる。
そういうカルチャーがまだ育ってないから、
国際的なカンファレンスが日本で開催されることが本当に少ない。
これはIT業界だけでなくアートも含め日本全般にいえること。
だから、もっともっと日本でも海外の人からも注目されるような
国際的な会議やイベントが開かれ、そして日本人が
日本語なまりの英語で、いろんな国の人と堂々と話しするように
なればいいなと思いました。
だから今回の会議を主催しているデジタルガレージの林さんや
伊藤さん本当にすごい。そして、ロフトワークもiCommonsへの
取り組みも含め、得意領域であるクリエイティブの領域で、
グローバルなワークショップやコラボレーションを
もっともっと増やしていこう!と決心しました。

Photo: by Kazuya Minami
・コモンズや社会への貢献という姿勢
最近話ししていて盛り上がるのが
これからの企業は「いかに儲けるか」だけじゃなくて
「いかに社会/地球、あるいは宇宙に対して貢献しているか」が
大切な評価指標になるよね、ということ。
Web2.0をいかに効率よくスピーディにサービス/システムを
展開できるかという「技術視点でのイノベーション」と捉えると、
もしWeb3.0というものがくるなら、今度は社会貢献という要素が
入ってくるんじゃないかなと思っています。
なぜか?
その答えはレッシグが教えてくれました。
「すべての健全な人間は、人生の中に少なくとも
二つの側面を持っていると思います。
ひとつはお金を稼ぐための面と、そうでない面。
私やJoiを含む多くの人たちは、ずっと無償で
クリエイティブ・コモンズの活動に従事しています。
でもそのことになんの不満も疑問もありません。
なぜなら、私にとって自分の人生の一部を捧げるに
値する活動だからです。」
(詳細は「あの人に会いたい」にアップされるのでご覧ください)
そうなんです。
人は、お金のためだけじゃなく、人のため社会のために
何かやりたい生き物なんですよね。
それは世界中の人が無償で知識を提供し
巨大なナレッジとなっているウィキペディアの成功が
実証しているのではないでしょうか?
今回のカンファレンスでも、クリエイティブ・コモンズや
ウィキペディア、そしてジミーが新たに取り組んでいる
Wikiaというプロジェクトがいくつも紹介されました。
この映像も時間があったらぜひご覧ください。
(私が講演した映像)
そんな発想を世界にもたらしてくれたジミーに
どうしてもお礼が言いたく
「ありがとう!!私も頑張るね!」
とわけのわからない英語で伝えたら、
不思議そうな顔してから笑って
「Thank you!」と言ってくれました。

Photo: CC-Attribution 2.0 Generic by Joichi Ito
もし今年参加できなかった方は、来年ぜひ参加してみてください。
そして海外からのスピーカーに英語でどんどん話しかけてみましょう!

Photo: CC-Attribution 2.0 Generic by Joichi Ito
(Joiが撮ってくれたお気に入りの写真)


















