点を繋げる
2008/02/11 22:33 Category : 日記 ![]()
スティーブ・ジョブズの「点を繋げる」という思想が私の中で非常に大切なものになっています。
1月31日にセミナーを開催したときのこと。
参加くださっていた方から声をかけられました。
名刺を見ると「ミキツーリスト」と書いてあります。
ミキツーリストは、ヨーロッパを中心とした
旅行パッケージを企画・手配する業界の最大手。
そして私が14年前に就職したくて
内定をもらった会社でもあるのです。
「御社のことはよく知っています」
と思い出話をしたところ、翌日メールをいただき
「人事担当者も林さんのことを憶えていました」と。
早速、打ち合わせに伺うと
当時の人事担当の方がわざわざ出てきてくださいました。
「林さんのことは印象的だったので憶えています。
ご活躍なさっているようで何よりです。」
14年も前のことなのに、一人の内定者、
しかも最終的には辞退してしまった人間を
憶えてもらっていることがあるなんて。
そしてそれが仕事のパートナーとして
再び繋がる日がくるなんて想像もしていなかった。
点を繋げることのダイナミックさ。
それはなんといっても「未来でどう繋がるかはわからない」こと。
その点では「人間万事塞翁が馬」に似ています。
でも決定的に違うのは、そこに意思があれば、
必ず過去の点を繋ぐことができる、
繋ぐことができると信じるところ。
そんなことを考えていた時に
何気なく手にした本に載っていた言葉が「インテグリティ」。
アメリカにいる頃によく耳にしたけれど
意味がわからないし聞き流していました。
それがこの本でストンと自分の中に入ってきたのです。
「インテグリティとは『その場にいない人に対して忠実になること』」
この言葉の意味をよく考えてみてください。
簡単だけど、すごく深い意味をもっています。
「目の前の人」に対していい顔をするのは簡単です。
でも私たちは果たして自分の信念にのっとり、
目の前にいない人に対しても
忠実に考え行動できているでしょうか?
例えば上司の前では満面の笑み
同期で集まると愚痴大会になったり、
クライアントの前ではきれいな言葉を並べ
実際には手抜きな施策しかやらなかったり。
目の前にいない「他国の人」や
さらには100年後の地球という視点で
「未来の人」のことを考えて、
今、忠実に環境問題に取り組めているかどうか、
とも考えられる。
だからインテグリティとは、表面的な評価を越えた
自分として守りとおす価値観なんだと思うのです。
それをしっかり持っていると、
未来にどうつながるかは見えなくても、
必ず自分が描いた点が過去へと繋がり、
想像もしていなかった素晴らしい結果を生み出すのではないでしょうか?
目の前にあるオイシイ話や
目の前にいるクライアントだけに
心を奪われるのではなく、
自分が大切だと思うことに従って行動することが
ますます大切なのではないでしょうか?
そしてそれこそが人生の醍醐味なのではないかと思います。


















