私のルーツ
2009/05/14 15:48 Category : 日記 ![]()
この週末、母方の祖母のお墓参りに行ってきました。山口県周南市の大島。瀬戸内海に面した小さな入り江に祖母のお墓はあります。
久しぶりに目にした日本の田舎風景。それはまさに悠久の風景。見渡す限り広がる青い海と白い空。瀬戸内海ならではの穏やかで優しい表情をしています。「ああ、瀬戸内海だ~」と心の中で叫びたくなる、そんな感じ。
まずは母と一緒にお墓参りへ。海を一望できる山の中腹に祖母のお墓は位置しています。おばあちゃんは毎日ここから海を見ているのかな?
その後は大島で呉服屋を営んでいる武ちゃん(祖母の弟)の家に遊びにいきました。家の中には反物や帯がごろごろ転がっています。まあ呉服屋なので当然ですが。
武ちゃんはもう80歳なのに、根っからの商売人。ゴールデンウィークも毎日、全国からやってくるおば様たちを相手に、着物を売りさばいていたそうです(笑)
武ちゃんの口車にのせられて、私もついつい試着を始めてしまいました。最初に袖を通したのはなんと定価700万円の着物!なんでそんなに高いかというと、人間国宝の絵付師が柄を手染めしているからだそうです。着物の値段は本当に意味がわからない。やくざな商売です。もちろんそんなもの買えるわけありません。

200の独自の版を組み合わせてつくられているデザインなのだそうです。袖をとおした瞬間に、まずい、これすごく欲しい!
武ちゃんも心得ています。私ではなく母を説得に入りました。「恵子、これくらい千晶に買ってやらないとだめだよ」と。結局、母はこれを私に買う羽目になり、私は満面の笑み。これに黒と金の帯を締めるつもり。なかなか素敵な雰囲気になりそうでしょ?
大島からの帰りに、小学生の頃よく遊びにいった公園の前を通りました。
「まだこの公園あったんだ!」あまりの懐かしさに車を停め公園に入ってみることに。すると昔と全く変わらずに砂場があり、そこにいつも背中にのって遊んでいた動物のおきものが残っていました。
でも近づいて見てみると何かが違う。そう、子供の頃はきれいに彩られていた動物たちはすっかり着色がはげ、顔や耳などの細かい部分は溶けてなくなっていました。

この瞬間に、あれから20年以上の時間が経っていること、大好きだった祖母はもういないことを実感しました。
ああ、時は驚くほどのスピードで流れている。
これから残りの時間で自分は何を成し遂げられるだろう?
未来がどうなるかわからない不安よりも、残された時間でどこまで自分の目標に到達できるかの不安が先立つ。その瞬間に、私は人生の折り返し地点を通過したんだな、生まれて初めてそう思いました。























