ベネツィア・ビエンナーレのレポートベネチア・ビエンナーレ レポート本編

フランソワ・ピノー氏の現代美術館「プンタ・デラ・ドガーナ(Punta della Dogana)」

ベネチア・ビエンナーレを見に行きながら、最も感動したのは実はベニスに新しくオープンした現代美術館だったと言ったら笑われそう。

「プンタ・デラ・ドガーナ(Punta della Dogana)」

この美術館、半端ないんです。オーナーは、世界を代表するアートコレクターのフランソワ・ピノー氏が運営する財団。17世紀に建てられた古いベニスらしい建物をグッゲンハイムとの入札争いに勝って取得、安藤忠雄にリノベーションを依頼。ベネチア・ビエンナーレの開催と同じタイミングで美術館もオープンしました。

威厳ある重厚な真っ白な外壁に安藤忠雄のミニマルなコンクリート、その中に世界を代表する現代美術の作品たちが所狭しと飾られている。歴史ある建物の中に収められているから余計に現代アート作品の表情がいきいきと浮かび上がり、ゴージャスな空間を生み出していました。

▼プンタ・デラ・ドガーナ美術館の外観
ピノー美術館の彫刻も沈みそう

私の記憶に残っている作品をいくつか紹介します。

感動的だったのはエントランス。無機質なコンクリートの入り口を抜けると眼前に赤と白のビーズのカーテンが立ちふさがります。ビーズのカーテンのエントランスなんて気が利いていると思いませんか?
▼エントランスのビーズ(キューバ人アーティスト、フェリックス・ゴンザレス=トレスの作品 Felix Gonzalez-torres)
安藤忠雄がリノベーションした美術館

入り口が最高にキュート

さあカーテンを開けると目に飛び込んでくるのが、空中を飛んで壁を突き抜けそうになっている馬!いきなり衝撃的です。
▼イタリアのアーティスト、マウリツィオ・カテランの作品(Maurizio Cattelan)。動物の剥製や骨などを用いたメッセージ性の強いインスタレーションが有名。
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そして床にはこの建物の歴史を詰め込まれたような柔らかな色の樹脂ボックスが敷き詰められていました。豪華な眺めにため息がでてしまいます。
▼レイチェル・ホワイトリードの作品(Rachel Whiteread)
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隣の部屋に移るとそこにはまた新たな驚きが!三面が同じアーティストの大きな作品で囲まれている。透け感のあるベースにマットなイラストが重ねられている作品。その不思議な違和感がなんともクールで目が釘付けになりました。
▼ジグマー・ポルケの作品(Sigmar Polke)
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その横は今度は無彩色のメタリックな世界。シルバーの作品とコンクリートの壁、歴史を感じさせる煉瓦の柱とのコントラストが、洗練された空間を生み出していました。
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二階に上がると、サイ・トゥオンブリーの柔らかくて心が和む巨大なドローイングがあるかと思えば、ジェイク・アンド・ディノス・チャップマンのガラスケースの中に数千体のプラモデル風の人形を使って戦争の地獄を表現している作品もある。チャールズ・レイの真っ白の彫像や日本人アーティストの杉本博司や村上隆などなど、アートに詳しくない私でも知っているような有名なアーティストの作品がこれでもか!とばかりに展示されていました。

▼マシュー・デイ・ジャクソン(Mathew Day Jackson)
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▼中国のアーティスト ホワン・ヨンピン(Huang Yong Ping)
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▼村上隆
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▼杉本博司
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▼チャールズ・レイ
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ふぅ~。ブログ書いているだけで感動がよみがえってきました。もう言葉の説明は要りませんね。これからベネツィア・ビエンナーレを見に行く人、ぜひこの美術館にも行ってみてください。場所はこの三角の部分です。

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