明治大学 徹底した現場への意識共有が成功のカギ - CMS導入全面リニューアル 後編

・CMSへの理解と浸透を図るため、労を惜しむことなく現場への説明会や講習会を実施し、担当者のスキルやモチベーションをアップ。
・サイトの基本構造の統一化や、各コンテンツへの導線の整理、大学の方針に沿った表現方法の確立など、当初のリニューアル目的を確実に達成。
・CMSを基盤とすることで生の情報をどんどん発信し、リニューアルの根底にあった“大学の人や活動が見えるサイトづくり”を推進。

明治・津田塾・工学院から学ぶ 失敗しない大学サイトリニューアルのススメ

常に変化している大学を、リアリティを持って継続的に伝えていくための基盤を確立

滝澤:今回のプロジェクトでは、常に色々なことをみんなで議論し、一緒に創り上げていくようなライブ感がありました。デザインも、明治大学らしさや大学としての品格を重視した案ではなく、ちょっと冒険的で遊び心のある案が採用されたことで、より“人”にフォーカスしやすくなり、結果的にいい意味で“生っぽい”サイトを実現できたように思います。グローバルナビゲーションから入試情報を外したのもチャレンジでしたよね。その辺りはどのように感じていらっしゃいますか?

明治大学 徹底した現場への意識共有が成功のカギ - CMS導入全面リニューアル 後編

明治大学 歌代豊様

歌代:「常に変化している大学をリアリティを持って伝えたい。」これはRFPにも盛り込んでいた要望です。企業サイトで言えばスペックを出すのではなく、どう楽しめるか、使うとどうなのかが重要であって、我々の場合は人や活動について、どんどん生の情報を発信していく必要があります。ですから、デザインもそうですが、ある時点で完成ということはない。そのためのCMS導入です。

CMSという仕組みを使って、リニューアルの根底にあった“大学の人や活動が見えるサイトづくり”を運用の中で推し進めていけます。学生たちのつぶやきを見ても、リニューアルサイトは非常に好意的に受け止められているようです。実際に在学生がサイトのトップイメージに登場していたりして、よそ行きではなく、リアリティのある地に足が付いた感じが良かったのだと思います。

CMS導入を機に、現場の担当者のリテラシーやWeb広報に対する意識が大きく向上

チーフディレクター 滝澤耕平

滝澤:単に仕組みを作っただけでなく、CMSの運用をきちんと現場に根付かせているところも素晴らしいですね。使い方の研修だけでなく、CMSを導入したという事実を現場に徹底するための説明会まで実施されている。そこまでの段取りを組むケースはまずないですし、普通は手を抜きがちなところです。色々な場面で、学内できちんとコミュニケーションが取れていて、形だけではない承認や合意が得られていることは実感していましたが、具体的にどんな工夫をされたのでしょう?

明治大学 白石光治様

白石:これまで、学内説明会などの運用サポートが足りなかったことから、サイトのあちこちにほころびが出ていました。その反省があったので、何度も「CMS」や「WebRelease」といったキーワードを繰り返し、現場への浸透を図ってきました。各担当者向けの説明会や講習会を3キャンパスでそれぞれ実施したのも初めてのことです。その甲斐あって登録ユーザも増え、現在では約260名に上っています。皆さんかなりアクティブに使ってくれていますし、広報としても、色々なスタッフと連携を取りやすくなりました。

リニューアルを通じて、現場の担当者のリテラシーが上がり、ホームページやWeb広報に対する意識を高めてもらえたことは大きな成果です。もちろんこれは、サイトの基本構造の統一化や、わかりづらかった各コンテンツへの導線の整理、大学の方針に沿った表現方法の確立など、当初のリニューアル目的を達成した上での副次的な成果です。とはいえ、本学のホームページもこれでやっとスタートラインに立てたという感覚。いよいよこれからですね。

管理者向け、運用者向けの2種類のマニュアルを作成し、各キャンパスで講習会を実施管理者向け、運用者向けの2種類のマニュアルを作成し、各キャンパスで講習会を実施

滝澤:成果についてのお話が出たところで、何か評価の指標を設定されているのであれば教えてください。

歌代:定量化したような指標は特に持っていません。今回のリニューアルは効果を検証することが目的ではありませんし、直接的な効果を期待するというよりは、じわじわ効いてくるような間接的な効果だと思うんですよね。それをじっくり見ていくつもりです。本学のホームページをどう見ていただいているのか、アクセスログなどから継続的に把握・分析し、関係性の改善につなげていきたいと考えています。

ソーシャルメディアとの関わりも視野に、今後も果敢に新たなチャレンジを継続

滝澤:今回のプロジェクトの成功要因については、どのように分析されていますか?

白石:「人」に恵まれたことですね。何より敏腕ディレクターの滝澤さんと一緒にチームを組んで走ってこられたこと、学内的には、広報センター副センター長の立場から歌代先生という教学に関わる良き理解者に参画いただいたこと、事務方システム部門はじめ担当者各位の献身的な協力、そして広報課へのWeb専門既卒者の着任など、いずれが欠けても成功はなかったでしょう。

また、実務的には、第1フェーズでCMSを円滑に全学へ導入できたことです。この段階でプロジェクトの成功は8割方約束されたと思います。それほど、今回のリニューアルで運用基盤を一新できたことは大きいと感じています。

明治大学 徹底した現場への意識共有が成功のカギ - CMS導入全面リニューアル 後編

滝澤:ありがとうございます(笑)最後に、今後の展望についてお聞かせください。

白石:Webをてこに、ソーシャルメディアとの関わり方も考えつつ、各ステークホルダーを大学の動きの中にいかに巻き込んでいくかが課題です。この部分での具体的なアイデアなど、Webやソーシャルメディアに関して豊富な経験と知見を有するロフトワークの提案にも期待しています。

歌代:大学も常に変わっていく必要がある。ですから、ある意味実験です。実験しながら、どんどん良い方向に進化させていければいいですね。

滝澤:今後の明治大学の新しいチャレンジに、ロフトワークも知恵を絞りたいと思います。本日は貴重なお話をありがとうございました。

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内容やお客様情報、担当ディレクター情報は本記事公開時点のものです。現在は異なる可能性があります。

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お客様の声

歌代 豊様

ロフトワークは、今の明治大学がやろうとしていることを理解した上で、プロジェクト全体を俯瞰したベストな進め方や、最適なCMS製品(WebRelease)を提案してくれました。また、中長期的に使い続ける基盤ですから、大規模サイトのリニューアル、CMSへの移行作業、フルCMSの導入における実績も重視しました。

明治大学
学長室専門員 広報センター副センター長歌代 豊様

白石 光治様

Webをてこに、ソーシャルメディアとの関わり方も考えつつ、各ステークホルダーを大学の動きの中にいかに巻き込んでいくかが課題です。この部分での具体的なアイデアなど、Webやソーシャルメディアに関して豊富な経験と知見を有するロフトワークの提案にも期待しています。

明治大学
経営企画部 広報課白石 光治様

制作チーム

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