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ISETAN PARK net プロジェクト

ISETAN PARK net プロジェクト

イベント開催決定!

潜在顧客がファンになるメディアサイト 『ISETAN PARK net』が選択した戦略と運営手法

プロジェクト立ち上げの背景

  • 課題
    ・情報発信のための、フローや機動力に課題
    ・外部に制作を委託していたため、自社にナレッジが貯まらない
    ・来店機会が少ない、もしくはないお客様にリーチできない
  • 目標
    ・PDCAが回せる情報更新基盤の構築
    ・CMS導入による内部制作体制の確立
    ・ユーザ数のさらなる拡大
    ・ISETAN PARK netの社内プレゼンス向上
  • 成果
    ・PVと滞在時間が大幅に増加
    ・今までにないスピード感で情報発信が可能になり社内プレゼンスが向上
    ・実店舗で重視されている回遊性をサイトにも反映し、"行きたくなるメディア"に

プロジェクトのプロセス

新宿店のリモデルを機に新しいメディアを通じた情報発信を強化

濱田(ロフトワーク):伊勢丹の「今」と「これから」がわかるWEBメディア「ISETAN PARK net」(以下、IPn)の立ち上げから、振り返っていただけますか?

株式会社三越伊勢丹 営業本部 EC事業部 事業戦略担当 マネージャー 菅沼 武氏

菅沼(三越伊勢丹):もともと2012年12月からティザーサイトとしてスタートしていたIPnを、2013年3月の新宿店リモデルを機に本格稼働することになりました。“世界最高のファッションミュージアム”をコンセプトに掲げたリモデルは、お店の考え方からフロア構成まですべてを変える大がかりな取り組みで、特に目玉となったのが3階婦人服のモードフロアでした。

はじめは、建築・インテリアデザインを手がけた森田恭通氏の対談記事や、コンセプトやブランドに関する記事をメインに展開していましたが、各ページを作りこむフローになっておりメディアとして成長させていくには機動力に欠けていました。制作を外部に委託している限り、経費もかかり続けますし、自社にナレッジが貯まりません。紙カタログを単純にウェブ化しているだけの域を超えられていませんでした。

今後どうやっていこうか悩んでいたときに改めてロフトワークに相談し一次リニューアルを行い、ウェブらしいメディアとして新宿店の情報を積極的に発信していくことにしたのです。

運用体制、集客につながるコンテンツの企画制作をメインにWebサイトの土台づくりを支援

濱田:ロフトワークは店舗リモデルに伴うリニューアル(一次リニューアル)からご一緒し、運用体制の整備、集客につながるコンテンツの企画と実現をメインにWebサイトの土台作りを支援しました。

小川(三越伊勢丹):IPnは、常に更新されるイベント情報に加え、既存の伊勢丹本体のサイトでは出来ないことをやり、新規のお客様により多くリーチしようというコンセプトです。運用体制の土台ができたことで、紹介したいイベントの本数が増え、手が回らず、素材を集めてロフトワークに全て更新を依頼することが常態化していました。

シニアディレクター濱田(左)伊勢丹新宿本店営業計画担当営業計画(情報サービス)マネージャー 小川澄見子氏(右)

濱田:当時はまだCMSが入っていませんでしたからね。一次リニューアル後の運営は、イベント情報の更新を中心に、一定の効果はありました。ただ記事が増えるに従って中身も複雑になり、手作業での更新が厳しくなりつつありました。そのため、解決策としてCMSを導入しました。コンテンツの登録までを伊勢丹さんにお願いし、ロフトワークで体裁を整えてアップするという役割分担で運用を続けてきました。

一次リニューアル後のIPn

“行きたくなるメディア”を目指し、来店機会の少ない、もしくはない人に向けた新たなコンタクトポイントに

菅沼:我々百貨店は期間の決まった打ち上げ花火的な働き方には慣れていますが、Webは続けることが重要です。そのために何ができるのか、改めてIPnのあるべき姿を問い直し、一次リニューアルから2年目を迎えた2014年8月、二次リニューアルを行うことにしたのです。

横山(三越伊勢丹):継続していくには、自社運用によりコストを圧縮するとともに、IPnの社内プレゼンスを高め、さらに大きなメディアに育てていく必要があります。そのためにも、イベント情報を中心に“行きたくなるメディア”にしたいと考えていました。そこで、モバイルファーストの設計をすること、将来的に外部メディアへの配信を加味してコンテンツをテンプレート化すること、シンプリファイなサイトデザインにすること、の3つをリクエストしました。

クリエイティブディレクター 佐々木(左)、営業本部 EC事業部 事業戦略担当 マネージャー 横山 達也氏(右)

佐々木"行きたくなるメディア"を実現するためにみなさんと議論しながら考えたのは、イベントページの構造に無限スクロールを取り入れることです。一本のコンテンツだけではなく、様々な情報を連続して閲覧し、いってみよう。となってもらうためのアイデアです。

また、フロアマップもその一つです。通常のフロアマップが、場所と店舗の俯瞰図であるのに対し、IPnでは、そこで開催されているイベントの情報などを表示できるようにしています。これは実店舗で重視されている回遊性をWebに取り入れたまさに伊勢丹ならではの構造となっています。

あらかじめフロアの特長を明記してもらい、イラストレーターと共にフロアを巡回。最終的には特長をイラストで表現し、同フロアで開催しているイベント情報とセットに

グロースハッカー 原

原(ロフトワーク):二次リニューアルを機に、コンテンツの運用方針についても、改めて運用ガイドラインを策定させていただきました。編集部の皆さんが日々記事を作成される際に、どのような点に注意して見出しや本文をライティングすべきかをまとめました。

また、毎週アップされていくコンテンツの効果を測定するために、アクセス解析のレポートも作成し、PDCAにご活用いただいています。

小川:記事を紹介する際に、どうしても起承転結で説明的なアプローチになってしまいがちでしたが、頂いたガイドラインの”転を頭に持ってくる”ことや拡散を意識した見出しの作り方はとても参考になっています。

記事コンテンツ制作のガイドライン(上段)とアクセス解析レポート(下段)

プロジェクトの成果

二次リニューアル後、PVと滞在時間は大幅増。編集力にも手応え

濱田:リニューアル後はPVと滞在時間が大幅に増えました。フロアマップにイベント情報を併記するユニークな作りも寄与しているのではと考えていますがいかがでしょうか?

横山:はい。この構造は、まさに“行きたくなるメディア”を体現していますし、回遊性も高まるだろうと考えていました。 無限スクロールの採用に関しては個人的に最初は否定的でしたが、その是非については、ロフトワークが用意したプロトタイプをもとに、どちらが伊勢丹らしいかという視点で議論して決めることができました。結果的にオシャレでわくわく感があり、お客様に見てほしいポイントの一つになっています。

菅沼:目標の一つだったPVはクリアしたので、今後はSNSを使ったコミュニケーションや他社とのタイアップ企画など、新しいお客様にリーチするための施策を強化し、UUやコンテンツの質を改善していきたいですね。

:そうですね。運用のフローと体制が整い、社内編集力が強化されたので、徐々にナレッジが貯まっていき、コンテンツの質も上がっていくと思います。

横山:社内に編集部が存在し、第三者視点で情報を発信できるのは大きな強みになっています。普通なら売りに走ってしまうところを、キュレーションメディアのような立ち位置で、一歩引いたお客様目線で考える。これは他店にはない新宿店だけの特長です。

濱田:チーム力と編集力は、共通認識のようですね。私も、直接のビジネス成果という訳ではないかもしれませんが、毎週の編集会議や日々の運用を通して、様々な議論ができ、良好なチームを築けたことが大きな成果の一つかなと感じています。今後についてはいかがですか?

小川:更新担当者がテキストだけでなく画像も扱うようになり、画像処理のスキルにバラツキが見られます。見た目勝負なので、スキルアップを図っていきたいですね。それから、もっと突き抜けた企画もやってみたいと思います。お客様に伊勢丹新宿店を身近に感じていただくために、参加型企画なども実現させたいですね。

濱田:メディアとして情報を発信し続ける一方で、新しい試みは必須ですね。100%成功ではなくてもいいから、Webと店頭との連動企画や、外部とタイアップして新しい伊勢丹の価値を見つけられるような施策など、次につながる何かをぜひ実現させましょう。

プロジェクトのデータ

  • 期間

    運用支援:2013年3月〜2014年11月(現在)
    一次リニューアル:2013年2月〜2013年3月
    二次リニューアル:2014年4月〜2014年9月

  • 使用ツール

    MovableType6

イベント開催決定!

潜在顧客がファンになるメディアサイト 『ISETAN PARK net』が選択した戦略と運営手法

お客様の声

菅沼 武氏

株式会社三越伊勢丹営業本部 EC事業部 事業戦略担当 マネージャー
菅沼 武氏

フロアマップや、無限スクロールの効果もあり、目標の一つだったPVはクリアしたので、今後はSNSを使ったコミュニケーションや他社とのタイアップ企画など、新しいお客様にリーチするための施策を強化し、UUやコンテンツの質を一緒に改善していきたいですね。

横山 達也氏

株式会社三越伊勢丹営業本部 EC事業部 事業戦略担当 マネージャー
横山 達也氏

今回のリニューアルプロジェクトを通じて社内チームにもかなりノウハウが蓄積できたように感じます。また、かなり細かいところまでリクエストしたのですが、きっちりお応え頂きとても助かりました。まず場所は出来ました。引き続きパートナーとして一緒に集客の戦略を考えていけたらと思っております。

小川 澄見子氏

株式会社三越伊勢丹伊勢丹新宿本店 営業計画担当営業計画(情報サービス)
小川 澄見子氏

単なるイベント告知にとどまらず、いかに「ワクワク・ドキドキの発信地=PARK」の魅力をお届けするか。今回のリニューアルは既存のお客様だけでなく、未知のお客様への導線でもあります。ビジュアルを多用し、SNSとの連携もわかりやすくなったので、今後もコンテンツの精度アップを図りながら、集客につなげていきたいです。

制作チーム

このサービスに関するお問い合わせ

ロフトワーク濱田真一

プロデューサー
濱田 真一

直接のビジネス成果という訳ではないかもしれませんが、毎週の編集会議や日々の運用を通して、様々な議論ができ、良好なチームを築けたことが大きな成果の一つかなと感じています。

Yurika Sasaki

クリティブディレクター
佐々木ゆりか

"行きたくなるメディア"を実現するためにみなさんと議論しながら考えたのは、イベントページの構造に無限スクロールを取り入れることです。一本のコンテンツだけではなく、様々な情報を連続して閲覧し、いってみよう。となってもらうためのアイデアです。

Ryosuke Hara

グロースハッカー
原 亮介

コンテンツの運用方針についても、改めて運用ガイドラインを策定させていただきました。編集部の皆さんが日々記事を作成される際に、どのような点に注意して見出しや本文をライティングすべきかをまとめました。

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