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地元名産品のリデザインで越後妻有地域とクリエイターがコラボ
| 導入サービス | 【 公募・コンテスト 】 |
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| キーワード | 【 loftwork.com 】 【 クリエイターコラボレーション 】 【 プロジェクトマネジメント 】 |
新潟県越後妻有地域で開催された国際芸術祭「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2009」※1に合わせ、ロフトワークは地元の名産品をリデザインする「Roooots」※2というプロジェクトを企画・実施しました。ロフトワークが持つ1万人のクリエイターネットワークから、地元名産品17アイテムのデザインを公募。商品パッケージをリデザインしました。このユニークな取り組みに至った経緯や実績を、商品開発をプロデュースした特定非営利活動法人(NPO法人)越後妻有里山協働機構の桑原康介氏と、ロフトワーク代表取締役を務める林千晶の対談でご紹介します。
林: 今回、「Roooots」のプロジェクト名で、ロフトワークとコラボレーションしていただいたのは、どんな背景があったのか教えていただけますか。
桑原:「大地の芸術祭」は、世界規模の国際芸術祭として高い評価をいただいており、今回も多くのお客様がお見えになりました。来訪者の満足度向上の一つとして、お土産があげられますが、従来は開発に関わる参加業者も少なく、また、少ないデザイナーやアーティストで開発を行っていたため、芸術祭の回を重ねるごとにデザインも似通って、アイテムの制作に限界が見えてきてもいました。
私たちとしては、芸術祭のコンセプトにあるように、多様な協働の中でグッズ開発を行いたいと考えていましたし、できれば、次世代を担う若手クリエイターの方々と繋がりを持って、この地域や芸術祭を盛り上げていきたいと考えていました。しかし、クリエイターのネットワークは乏しく、その解決策を模索していました。
林: 解決手段としてロフトワークを選んでいただいたポイントは?どこに魅力を感じていただけたんでしょうか。
桑原: ロフトワークは、全国のクリエイター1万人とネットワークを持っている点が非常に魅力的でした。広範なクリエイターネットワークを通じてデザインを公募できる仕組みは、まさに求めていた手段だと感じました。
正直に言うと、ITやデジタルに疎い私としては、ネット企業やWeb制作会社は、遠い存在でした。でも、話を重ねる中で、私たちと目指す方向が一緒だなと感じて、うまくコラボレーションできると思ったんです。
▲ ロフトワーク代表取締役 林千晶
林: 確かに、話がとんとん拍子で進みましたよね。初めての協業でしたので“脆さ”も抱えていたと思うのですが、逆に心配になるくらい順調に進められたと私も感じています。打ち合わせ時も、「あれもやりたい」「これもやりたい」などポジティブな言葉ばかりで、「できない」「でも……」という言葉は一切ありませんでしたね!
桑原: 本当にそう。やりたいことやビジョン、感じていることが合致していたからこそ、うまくプロジェクトが進んだと思っています。終始、前向きで建設的だったと思います。
林: 公募から審査、そしてデザイン内容まで、プロジェクトを振り返っていかがでしたか?
▲ 作品の選考審査と作品一覧
桑原: 期待はしていましたが、1ヶ月足らずという短期間で、約900個ものデザインを集められる仕組みは本当にすごい!そう感じました。審査レベルも高く、審査員の方々は真剣に審査をしていただきました。商品が持つそのものの魅力をしっかりと表現しているデザインを選考いただき、商品の中身をより一層際立たせるデザインが揃いました。
そして、何より我々のサポートが必ずしも十分とは言えないなかで、「大地の芸術祭」の精神を理解してくれた上で、何度もブラッシュアップをしながら高品質なデザインを完成させてくれたクリエイターのレベルの高さにびっくりしましたし、本当に皆さまには感謝しています。
林: これまでもクリエイターから公募したデザインで、品質の高さを褒めていただいたことがあったんですけど、今回は少しドキドキしていた部分があって。審査段階で「コレ面白いね!」と言ってくれた時は安心しました。越後妻有地域の方々は、「Roooots」をどのように評価されていますか?
▲ NPO法人越後妻有里山協働機構
桑原康介氏
桑原: 伝統ある商品の中には、既存のパッケージデザインに強い思い入れがあって、新たなデザインを目にして、「これが本当によいデザインなのか」という声があったのは事実です。しかし、今回の取り組みでは、既存のパッケージデザインを否定することではなく、新しいマーケットに向けたアイテムを作り発信することでしたので、ご理解をいただきながら進めました。結果的には、どこの業者も喜んで気に入ってくれました。
今回、リデザインした商品は、前回の「大地の芸術祭」に比べて大きく売り上げが伸びました。 みなさんきっと、デザインが持つ力を実感してくれたのではないかと思います。また、従来とは異なる客層に向けて、自社製品を広める機会にもなったと思います。
嬉しいことに、「Roooots」がきっかけで、地元業者がクリエイターに新たな仕事を依頼する機会も生まれたみたいです。
林: 「Roooots」が手がけた商品の売り上げは、かなり好調だったと聞いています。
桑原: おかげさまでかなり好調でした。今回手がけてもらった商品は、すべて大幅に前回の売り上げを上回りました。たとえば、「妻有そば」や「原酒カステラ」は約10倍売り上げが伸びましたし、全体の売り上げは1.5倍ほど増えています。「Roooots」以外の製品も並んだのですが、全体の伸びを「Roooots」が手がけた製品がけん引する役割を担っていました。
▲ (左から)焼きかりんとう、山ぶどう羊羹、酒類、妻有そばと原酒かすてら
林: 全体を通じて順調に話が進んで、売り上げも上がって嬉しく思っています。改めて、ロフトワークに対してどのような印象を持ちましたか。
桑原: 現場の実情を考慮してもらって調整してくれたり、クリエイターさんのサポートができない部分もフォローしてくれたり。大変ありがたく思っています。正直に言って、担当していただいたロフトワークの岩崎さんがいなかったら本当にやばかったです。
林: ありがとうございます。今後も新たなプロジェクトでコラボレーションできたら嬉しいです。
桑原: そうですね。今回、ロフトワークのおかげでインターネットが持つパワーも感じたんです。ブログで紹介された商品の売り上げが突出して伸び、情報を逐一発信することの面白さも感じました。今後は「大地の芸術祭」そのものの情報発信のやり方や将来的なECサイト構築などで、どのような方法があるかをアドバイス、ご支援いただければと思っております。

一般的に言えば、こんな短期間でお願いしたら、どの企業でも断ると思うんです。それをロフトワークさんは快く引き受けてくれて、丁寧に緻密に考えてしっかりと形にしてくれました。本当に感謝しています。
その他にも数々のクリエイターコラボレーションの実績がございます。お気軽にご相談ください。
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