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株式会社島津製作所

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グローバルサイトリニューアル

CMS導入でユーザビリティを大きく改善し、グローバル体制を強化

  • 世界中からのアクセスに対して商品情報を的確に提供するユーザビリティを実現
  • WebReleaseとTeamSite、それぞれの特長を生かすことで、簡単かつ快適な運用を保証
  • サイト内デザインレギュレーションを策定し、グローバルサイトにおけるCIを統一
導入サービス多言語・グローバルサイト構築 】 【 企業サイト構築 】 【 CMS構築
キーワードCMS 】 【 Webサイト 】 【 BtoB
使用ツールほかWebRelease 2、TeamSite

手作りを積み上げる方法では対処できなくなっていたグローバルサイト

1875年の創業以来、「科学技術で社会に貢献する」を社是とし、いつの時代も常に先端技術の開発に取り組み、多種多様なユーザーに対し、さまざまな先端テクノロジー製品を提供しつづけてきた島津製作所。基盤事業である分析計測機器、医用機器、航空機器、産業機器事業をベースに、新たな成長分野であるバイオ、液晶・半導体、環境の分野にも進出し、持ち前の開発力・技術力を活かして、ワールドワイドに展開しています。技術立国日本をリードし、支えてきた同社の名は、2002年にノーベル化学賞を受賞した田中耕一氏が勤務していることでも世界的に知られています。

ワールドワイドに展開する同社は、日本国外に35を超える拠点を持っており、それぞれの拠点が、現地の言語に対応する形でウェブサイトを運営しています。それらを統括する形で、全世界に向けて会社の概要や製品・技術を紹介する英語ページがあり、それが今回、全面リニューアルされた「グローバルサイト」です。

グローバルサイトの制作は、日本国内で行っています。リニューアル以前は、分析計測機器、医用機器、航空機器、半導体機器など、それぞれの事業部が独自に「手作り」で作成したページを、いわば寄せ集める形で構成されていました。そのため、サイトには全体的な統一感がなく、世界中の人が見に来るサイトであるにもかかわらず、アクセスしてきたユーザーに対して、「島津製作所としてのCI」を伝えることは難しい状況でした。

また、「手作りの集積」でいつしか巨大化していたサイトは、アクセスしてきたユーザーが必要とする情報になかなかたどりつけないなど、ユーザービリティの改善が早急の課題となっていました。リニューアル以前から、膨大なコンテンツをTeamSiteを導入して管理していたものの、グローバルサイトの運営に関して、各事業部間で連携できていませんでした。伝えたい情報を、迅速に世界へ発信するために、制作にかかる時間を短縮させることも課題となっていました。

リニューアルプロジェクトを始動した同社は、コンペを開催して、パートナーを選定しました。選ばれたのはロフトワークでした。

優れたユーザビリティと、全体の統一化を、CMSの導入で実現

グローバルサイトの大きな役割は、世界のさまざまな場所からアクセスしてくるユーザーに対し、必要としている情報を、ユーザーのいる国や地域に対応して、的確に提供することです。製品情報を求めているユーザーに対しては、基本的に、最寄りの海外拠点が運営しているサイトなど、個別サイトの製品情報ページへ誘導します。個別サイトがないエリアからのアクセスの場合は、グローバルサイト内に収納された製品情報に誘導します。また、ユーザーからの問い合わせも同様に適切な国へ誘導します。このようにゲートウェイを設けて、ニーズとエリアに応じて的確に振り分ける仕組みを構築することが、今回のリニューアルプロジェクトにおいて欠かせない前提条件でした。

前提条件をクリアした上で実現すべきことは、何よりも全体のデザインを整え、ユーザーに優しいサイトナビゲーションを実現することでした。また、サイト内レギュレーションを策定することで、全世界のどこからアクセスしてきた人に対しても、島津製作所のCIを感じてもらえるように作り変えることも重要な課題でした。

デザインの統一感のなさや、ユーザーフレンドリーとはいえないサイトナビゲーションは、それぞれの事業部が独自にページを作成していたことに、その原因がありました。その問題をクリアするために、ロフトワークが提案したのは、テンプレートを導入することでサイト全体のレギュレーションを保つという方法です。すでに同社のグローバルサイトにはTeamSiteが導入されていた為、ロフトワークが提案したのは、WebReleaseとの併用です。強力なコンテンツ管理機能を持つTeamSiteの良さをベースとして、WebReleaseの「テンプレート開発難易度の低さ」や「入力しやすさ」を活かして、コンテンツ作成ツールとして組み合わせる手法です。

操作に不慣れな人も、WebReleaseのテンプレートなら、直感的に扱うことができます。そしてサイト管理及び、コンテンツ管理の部分で、安定感のあるTeamSiteを踏襲することで、情報発信力を高めました。「それまでは手作りで積み上げていく仕事のやり方で、いろいろな作り方をしていましたから、それをテンプレート化するのは無理ではないかと考えていました。テンプレートを使った制作は初めてだったので、それがいちばんの不安でした。テンプレート化は、WebReleaseの柔軟性があったからできたことでしょうね」と、プロジェクトを率いた増瀬氏は振り返ります。

「ウェブを始まりとして、いろいろなものにつなげていきたい」

全体のデザインを整えるうえで、ロフトワークの制作チームが念頭に置いたのは、グローバルでも通用するデザインでした。「ベースは白。ヘッダーとフッターは、基本的に赤とグレー」というようにカラーリングを規定。フォントを指定することで統一感を出しました。サイト内のデザインレギュレーションにより、全世界に対して、どのページにアクセスした人に対しても、シンプルな形でCIを打ち出すことができました。

「島津製作所という企業に対しては、真摯にもの作りをしていて、世界を切り開いていく会社というイメージがありました。ただ、ウェブに華やかさがないのは仕方ないにしても、もう少しきちんと伝わるようにしなければもったいない。日本のためにも、もっと世界に伝わるサイトにしたいという思いがありました。」 (ロフトワーク担当ディレクター)

開発期間に5ヶ月を費やし、およそ800ページを移行させて、グローバルサイトのリニューアルプロジェクトは完了しました。
島津製作所では、グローバルサイトのリニューアルで実現したデザインや制作上のレギュレーションを、海外のサイトにも順次導入させていく方針です。その為に、「Shimadzu」のブランド力向上を目的として、プロジェクトのスタート当初より、各国の担当者を集め、数回に渡り会議を行いコンセンサスを取ってゆきました。すでに中国、ブラジルの拠点では、グローバルサイトのデザインに倣う形でヘッダーとフッターが黄と緑等で統一されていたり、次のステップへの取り組みがすでに始まっているようです。

「ウェブというのは、作ったら終わりではなく、これが始まりだというイメージです。今回のリニューアルの成果についても、うまくプロモーションして、現場の人、海外の人と、一緒に活用してゆきたいと思っています。例えば当社が開発した文書管理システム『源蔵』を利用して、各国で使用するカタログや仕様書、ウェブコンテンツ素材等をウェブからダウンロードできるようにし、世界でコンテンツの共有化を図ったり、ウェブを入口として、いろんなものにつなげていきたいですね」(増瀬氏)。

グローバルに展開する同社にとっての、まさに総合エントランスとして機能するようになったグローバルサイト。科学技術の最先端を研究する世界中の人たちが、ここを訪れ、同社のテクノロジーの数々に触れて、その目を輝かせていることでしょう。

プロジェクトを推進するやり取りの中で築かれた「いい関係」

今回のプロジェクトの最優先課題を、「全体のデザインを整えることと、ナビゲーションを見やすいものにすることがタスクでした。その答えが、CMSの導入でした」とロフトワーク所属の担当ディレクターは説明します。

島津製作所では、宇田氏がリニューアルプロジェクトの現場担当者でした。英語が堪能なことからグローバルサイトの担当に抜擢された彼女に、ウェブにまつわる仕事の経験はありませんでした。「ウェブの仕事は初めてということもあって、ロフトワークの担当の方と、1つ1つ相談しながらプロジェクトを進めていきました。又、ウェブ制作に携わっているリーダーの鈴木さんをはじめ同僚の助けがあってこそ完成できました」宇田氏は振り返ります。

「たくさんの人が関係するウェブサイトですから、全体のレギュレーションを保つには、運用面を考慮したテンプレートを作成することが、とても重要だと考えていました」(ロフトワーク担当ディレクター)。「無理ではないか?」と疑問視されていたテンプレートの導入にあたって、ディレクターは移行後のイメージをサンプルとして数十ページ作成し、それを見てもらいながら各事業部のコンセンサスをとっていきました。

その際、各事業部との間に立って、連絡や折衝など重要な役割を演じていたのが宇田氏でした。「ディレクターの方に、こちらの希望を伝えると、『じゃあ、こうすればどうですか?』というように、こちらでは思っていなかったことを提案してくれ、大変良かったと思います。サイトを公開してからも、そういうやりとりがあり、修正にもすぐに対応していただいたので、ロフトワークディレクターの方には感謝してます」(宇田氏)。

ロフトワーク担当ディレクターは、「こちらの提案によって、お客様のCMSへのリテラシーは上がったと思いますし、今後もいい関係が続けば良いなと思っています」と話しています。CMSの導入は、プロジェクトの成功とともに、「いい関係」という副産物ももたらしてくれたようです。

お客様情報

宇田 若菜様

株式会社島津製作所 ITセンター

宇田 若菜様
COMMENT

ディレクターの方に、こちらの希望を伝えると、『じゃあ、こうすればどうですか?』というように、こちらでは思っていなかったことを提案してくれ、大変良かったと思います。

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