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特定非営利活動法人システムバイオロジー研究機構(SBI)

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ポータルサイト「systems-biology.org」リニューアル

管理者も閲覧者も使い勝手がいいアーカイブ機能を備えた情報ポータルを実現

  • 情報設計を重点的に行い、最新情報が続々と集まってくるポータルサイトへとバージョンアップ
  • 世界中の研究者や学生からのアクセスに対応したユニバーサルデザインを採用
  • コンテンツ管理にWebデータベースを導入し、制作時のスムーズな意思疎通を実現
導入サービスCMS構築 】 【 ポータルサイト構築 】 【 ブログサイト構築
キーワードWebサイト 】 【 CMS
使用ツールほかCMS:Movable Type 4

システムバイオロジーは、生物をシステムとして理解することを目的とする、生物学の新しい分野です。2001年に、システムバイオロジー研究の発展を目的として、特定非営利活動法人システムバイオロジー研究機構(SBI)が設立され、2003年から研究者向け情報ポータル「systems-biology.org」を公開しています。この「systems-biology.org」が、2008年4月にリニューアルされました。プロジェクトを担当したロフトワークについて、特定非営利活動法人システムバイオロジー研究機構のご担当者にお話を伺いました。

システムバイオロジー研究者向けポータルのサイトの役割

人工知能界のノーベル賞といわれるThe Computers and Thought Awardを1993年に日本人として初めて受賞した北野宏明氏は、独立行政法人科学技術振興機構北野共生システムプロジェクト(ERATO)を始動、総括責任者として人工知能からロボティクス、生物学にも取り組む中で、新たにシステムバイオロジーという学問分野を提唱。特定非営利活動法人システムバイオロジー研究機構を設立し、会長に就任しました。

「『systems-biology.org』は、システムバイオロジーという新しい研究分野を広めることを目的として、2003年に立ち上げたポータルサイトです」と、サイトの運用を担当している松岡由希子氏。

システムバイオロジーサイトデザイン

年を追うごとにシステムバイオロジー研究は世界で注目されるようになりましたが、それにより、既存のWebサイトでの運用は限界に近付いていたと松岡氏はいいます。「システムバイオロジーが一つの分野として確立してくるとともに、世界各地で開催されるカンファレンスの告知や、求人情報が入ってくるようになり、更新頻度も上がってきました。

ですから、もう少し簡単に情報をアップでき、かつ、最新情報が整理された形でトップページに表示されるようにならないか。編集にかかる手間を軽減するためにも、最新の技術を使ったポータルサイトにリニューアルする必要性を感じていました」。

相談を持ちかけたのはロフトワークでした。というのも、システムバイオロジーの提唱者である北野宏明氏と、ロフトワーク取締役の林千晶は、「THE NEW CONTEXT CONFERENCE 2007」に共にスピーカーとして登壇するなど、面識があるだけでなく、かねてより交流があったからです。以前からお互いの活動内容をよく知っていたことから、ロフトワークがサイトリニューアルプロジェクトのパートナーに選ばれたといいます。

プロジェクトの最初の段階で重点的に情報設計

システムバイオロジー Movabletype4の管理画面

最初のミーティングは2007年12月。「トップページを含めてあらゆる情報を見やすくしたい」「追加した情報を自動的にアーカイブに残す機能を追加したい」といった基本的な要望が、ロフトワークの担当者に伝えられました。

1月から制作開始、4月には運用開始というタイトなスケジュール。予算も限られています。そこでロフトワークの担当ディレクターは、CMSにMovable Type 4を導入することを提案しました。

・ライセンス料が安価。オープンソースのアドオンも豊富
・更新者ごとに編集画面の言語を選択できる(日本人以外によるサイト更新も可能)
・ブログを書く感覚で、簡単に更新できる
・広告やコンテンツを効果的に見せるサイト構成、デザイン設計が可能

こうしたMovable Type 4の特長が、現状の「systems-biology.org」が抱えている課題を克服できる最適なCMSとして選定されました。

 「systems-biology.org」がターゲットとするのは研究者や学生が中心です。「専門知識を必要とするコンテンツが多いですから、クライアントとの情報のすり合わせを綿密に行いました」と担当ディレクター。情報がすっきり見えることや、項目ごとに区別されていることといった、今回のリニューアルの大きなテーマを実現するため、プロジェクトでは最初の段階で、重点的に情報設計を行いました。

具体的な施策としては、更新頻度の高くないコンテンツは複数の項目をひとまとめにして、トップページがすっきり見えるように整理しました。また、学術会議の情報や研究室の求人情報といった重要度の高いコンテンツについては、とくに見せ方を工夫し、掲載位置や掲載順序などについても、検討を重ねました。

情報設計資料

利用者のニーズがとても高いというアーカイブ(過去のカンファレンスや求人の情報を検索・閲覧できる)に関しても、クライアントの要望に応じて「最新情報が自動的にアーカイブに保存されていく仕組み」を採用したことにより、サイトの更新にかかる手間を圧倒的に軽減できました。

Webデータベースを使用したプロジェクト進行の「安心感」

まずロフトワークからテイストの異なる複数パターンのデザインを提案し、それに対する変更や修正を繰り返しながら、デザインを確定していきました。最優先課題は「文字が読みやすいこと」。リンクの色なども納得のいく「読みやすい色」になるまで修正を重ねました。

「サイトにはさまざまな国、バックグラウンドの人がアクセスしますから、ユニバーサルデザインであることが重要です」と松岡氏。アイコンの絵柄など、ディテールの部分までしっかりと、互いに意見を交わしながら具体化していきました。

そうした意見交換は、大半がネットを介して行われました。「プロジェクトの進行に関しては、スムーズでしたし、安心感がありましたね」と松岡氏は振り返ります。

コンテンツ管理のツールには、Web上のデータベースが採用されました。「『これが終わったら、次はこれをやります』というふうに随時進捗が伝えられていたので、常に状況を把握できましたし、データベースにやり取りの履歴が残りトラッキングできるので、過去のやり取りを参照しながら話を進められました」。

ロフトワークは、クライアントの要望・意見を踏まえつつ、確かな技術と、これまでに培ったノウハウを駆使して、課題を一つずつ的確にクリアしていくことで、クライアントが求める「情報が分かりやすく整理されているポータルサイト」を実現しました。

次なる展開を視野に入れたアクセス解析ツールの導入

リニューアルしてまだ間もないものの、以前から利用していたユーザーから「とても見やすくなってよかった」「使いやすくなった」といった感想が寄せられてきたり、「人材を募集したいのだが、どうすればいいのか?」という問い合わせがあったりと、松岡氏は確かな手応えを感じています。

システムバイオロジー メーリングリスト登録フォーム

メーリングリストに登録する人が増えて、以前は週に約10件だったのが、このところ毎日10件の新規登録があります。

また最近は、海外の研究室からの求人を、毎日2件ずつ公開しています。『求人する側にも、仕事を求める側にも、重宝して使っていただいているのだな』という実感があります」。

今後の展望として松岡氏が挙げたのは「広告展開」と「情報共有の仕組み」でした。たとえば今回のリニューアルをきっかけに、「systems-biology.org」はアクセス解析ツールを導入しました。閲覧者のサイト内での動向をトラッキングし、それを分析することでコンテンツのチューニングを行ったり、分析結果を広告出稿の基礎データに利用したいと考えているからです。

「こちらからの情報発信だけでなく、利用者同士が情報を交換したり、共有できるようにしたいと思っています。新しいテクノロジーを導入することで、オンラインでディスカッションができるようなコミュニティを作れると面白いかな、と。

アクセス数は伸びていますし、リニューアルは効果的でした。こういうポータルサイトは、あまり間を置かず変えられる部分はどんどん変えていった方がいいのではないかと、考えています」。

お客様情報

松岡 由希子様

特定非営利活動法人システムバイオロジー研究機構(SBI)

松岡 由希子様
COMMENT

こまめに進捗を伝えてくれるので、いつも状況を把握できていました。また、データベースを使用したプロジェクト進行はスムーズでしたし、安心感がありましたね。

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