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株式会社増進会出版社

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「大岡信ことば館」Webサイトができるまで

“ことばを見せる”デザインと運用負荷軽減の融合

  • 手動での更新を念頭に置き、運用負荷を最小限にとどめた設計を提案
  • 縦書きコンテンツの掲載など、デザイナーと試行錯誤を繰り返し、「ことば」をわかりやすく見せるデザインを追求
  • 終始和んだ雰囲気を創出し、クライアントにストレスを感じさせないPMを徹底
導入サービスプロモーションWeb構築
キーワードWebサイト

美術館でも文学館でもない、全く新しい芸術館 大岡信ことば館について

Z会グループの株式会社増進会出版社はCSR活動として、2009年10月に「大岡信ことば館」の開館を予定しています。そのPR活動の一環として7月1日にWebサイトを開設。今回、増進会出版社の森ひとみ様とロフトワークの担当クリエイティブ・ディレクターである井上果林との対談の機会を設けました。ロフトワークを選んだ理由や特長をどう感じているかなど、生の声をお聞きしました。(聞き手・ロフトワーク 滝澤)

▲2009年10月にオープン予定の大岡信ことば館

—— 「ことばの展示」というユニークなテーマの「大岡信ことば館」。まずはそのコンセプトについて教えてください

森: Z会と同じ静岡県三島市出身の詩人である大岡信先生の作品紹介はもちろん、芸術家との交流の中で集まった多くの美術作品の展示、「ことば」にかかわるさまざまな講演会やワークショップも開催する「言葉を楽しむ場」がテーマです。美術館でも文学館でもない、全く新しい芸術館をつくることができればという想いです。

—— 開館に先立って、オリジナルのWebサイトを制作・運用しようと考えたのはどんな理由からだったのですか?

森: 場所は三島駅近くなので、地元の方々に愛される存在になりたいのはもちろんなのですが、全国の方々、他国の人にも来てもらいたい。大げさかもしれませんが、Webサイトは世界中に情報発信できるメディアですよね。東京から離れていても、全国・全世界の方が足を運んでもらえるように、Webサイトで積極的に情報を公開できればと考えたのです。

—— なるほど。制作を始めるにあたって、複数のWeb制作会社から提案を受けたと伺っています。そのなかで、ロフトワークを選んでいただけたのは、何が決め手だったのでしょうか?

森: 弊社では特別な理由がない限り、一番お安い価格の制作会社にお願いするのが一般的です。ただ、私は最初からロフトワークさんにお願いしたかったのです。当社オフィシャルサイトリニューアルを先立ってお願いしており、当社の担当者からも順調に進んでいるということを聞いていましたし、将来的にはオフィシャルサイトと同様にCMS化も検討していたので、CMSの構築実績があるロフトワークさんと一緒にやりたいなと思っていました。

—— ありがとうございます。ロフトワークからのご提案内容はいかがでしたか?

森: 豊富にある大岡先生の言葉をどう小出しに見せられるかがポイントでした。開館時間など基本的な情報ページだけでは想いを伝えるには至りません。その想いを伝える点で大岡先生の言葉を毎日色々な方に楽しんで頂くという考え方のきっかけを作っていただけたことが大きかったですね。

提案は二案だけでも、洗練されたデザインに驚き

—— 選んでいただいただけの満足をロフトワークは提供することができましたでしょうか?

森: はい。クオリティの高さに満足していますし、気持ちよく仕事ができました!

—— 井上からは、初校デザインニ案をご提示させていただきましたが、その時の感想をお聞かせいただけますか?

森: 正直に言って「どちらもすごくいい!」と思いました。一般的なWeb制作会社だとデザイン案を複数提示してくることが多いのですが、ロフトワークさんは二案。最初は「えっ、二つだけ?」と驚いたんです。でも、内容をみて納得。「あぁ、考え抜いて厳選したものを提案してくれているんだ」と感じました。

井上: 提案させていただいた二案のテーマを、ひとつは「ことばの知性と遊び心」、もうひとつは「ことばの広がり、柔らかさ」としました。結果的に選んでいただいたのは後者で、三島市のチャームポイントである水にフォーカスした色やアイコンを使ったり、大岡先生の崇高なイメージを柔らかく表現することにこだわりました。

—— こんなことをお客様の前で言うことはあまりないんですが、実はその二案にたどり着くまで、井上とデザイナーの間ではかなり試行錯誤が繰り返されていて……。

森: やはりそうだったんですね!

井上: デザイナーから上がってきたデザインのクオリティを上げるために、デザインの必然性を意識しながら色やアイコン、フォントなど採用する素材すべてで、「なぜこれを使うのか、お客さまのコンセプトに合致しているか」を突き詰めていきました。

その上で、コンセプトに合った参考サイトを探し出し、複数のデザイナーとやりとりをしながら作り上げていきました。特にトップの最上段に位置する「きょうのことば」は、縦書きでWebサイトでは通常ない構造でしたから、フォントの選定や文字の間隔などには特に気をつけました。

担当ディレクターの対応に好印象、「気持ちよく仕事ができた」

—— デザイン以外で気をつけた点はありますか?

井上: CMS化を予定しているとはいえ、最初の半年間は手動更新すると伺っていたので、森さんの運用負荷を可能な限り軽減するための設計に気を配りました。たとえば、右カラムの構造です。最新イベントや関連リンクなど、頻繁にリンクの張り替えが必要なコンテンツは設けないようにしました。

森: 短期間でクオリティの高いWebサイトを用意してもらった裏には、きっと井上さんの陰の努力があったんだと感じていました。

—— ロフトワークと井上の印象はどうだったんでしょうか。忌憚のないご意見を頂けますでしょうか?

森: すごくよい印象です!Web制作は私も初めてではないのですが、過去のプロジェクトを振り返ると、どうしても無機質になりがちというか、殺伐とした雰囲気が出てきてしまうのです。無理を言ったり、お願いしたことが理解されていなかったりして……。ただ、井上さんは無理なお願いにも快く対応してくれて、本当に気持ちよく仕事ができました。私と一緒に今回のプロジェクトに携わった担当者も、「かりんさん」なんて社内で呼んでたりして(笑)。

井上: ありがとうございます。

—— 公開を始めて、運用状況やユーザーの反応はどうですか?

森: 「今日のことば」は毎日更新していますが、言葉を選ぶこと自体も楽しいですし、画像をつくるのも楽で難なく運用できています。社内や社外からも「今の季節にぴったりでいいですね。」とメールが集まって好印象です!冬はどうするんだろうというのはありますが(笑)。

10月5日からオープンを予定していますので積極的に更新して、たくさんの人が足を運んでもらえるように頑張ります。今後は、ロフトワークさんともワークショップなどでコラボレーションができるかなとも話しています。

井上: 私たちも楽しみにしております。また色々なところでご協力させていただければと思います。

—— 今日は本当にありがとうございました。

10月5日開館予定 大岡信ことば館

 

担当ディレクター

クリエイティブディレクター 井上果林

クリエイティブディレクター 井上果林

三島市のチャームポイントである「水」にフォーカスした色やアイコンを使ったり、大岡先生の崇高なイメージを柔らかく表現することにこだわりました。そこに使用するアイコン、フォントなどすべてにおいて「なぜこれを使うのか、お客さまのコンセプトに合致しているか」という視点でデザインを制作しました。
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お客様情報

森 ひとみ様

株式会社増進会出版社 大岡信ことば館 設立準備室学芸員

森 ひとみ様
COMMENT

Web制作会社やデザイナーと仕事する機会は過去にもありましたが、お互いの意思疎通がしづらいケースも多いんですね。井上さんが仲介して、コンセプトをしっかりとデザイナーに伝えてくれたおかげで、最初から品質の高いデザインが上がってきたんだと思っています。

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