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オムロン ヘルスケア株式会社

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新Webサービス ウェルネスリンク立ち上げプロジェクト 後編

意識の共有と共感。スピードアップをもたらしたタスクフォース

  • ブレイクスルーはタスクフォース。目指すものも精神も共有してスピードアップ
  • 様々な調査検証で分かりやすさを徹底的に追求
  • 100万人のユーザーが使う健康管理インフラへ
導入サービスポータルサイト構築 】 【 CMS構築
キーワードWebサイト 】 【 コミュニティサイト 】 【 オウンドメディア
使用ツールほかWebRelease2

ブレイクスルーはタスクフォース。目指すものも精神も共有してスピードアップ

川上:今回のプロジェクトに関しては、すぐに始まったわけではありませんでしたね。オムロンヘルスケアさんの想い描く通りに作るだけでいいのか?という懸念がロフトワーク社内からも挙がっていました。そこでトリプルセブンの福田さんにも参加していただき、サービスの価値を再考するところから考え、ユーザーの分析などに時間をかけた印象があります。

シニアディレクター 川上直記

小川:機能要件の必要有無を考えていく過程で、その機能は事前に設定していたペルソナにとって役立つかどうかで考えていきました。印象的だったのは、膨れ上がった要件はいわゆるなんでもありのデパート型になっていたので、かなりの部分が想定ペルソナにとっては不要と、それこそ事業仕分け的に削られていったことです。できるだけ簡単にしようということですね。

しかし、それでもプロジェクトは遅れていきました。

進行を妨げる要因となったのはプロジェクトメンバーの地理的な条件でした。担当各社が東京・京都・北海道と離れており、個別のやりとりに時間がかかります。一般的にプロジェクトの進行は、週次の定例会があり、その場で議案を審議し、各自課題を持ち帰り翌週また持ってくる、という流れですが、この繰り返しではなかなか形にならなかったのです。どうしても会議のための資料作りになってしまい各事案について詰め切れない状況になっていました。

東京・京都・北海道にそれぞれの担当者が点在

小川:これは間に合わないぞということになり、東京に3か月間集結するというタスクフォース(関係者全員参加の特別チーム)を組織することに決定しました。タスクフォースを組んだことで、1つの事案に対して、企画側・システム側から一度に考えることができ、意思決定のスピードが速くなりました。また全員が集まったことにより、全体設計においても一体感、つながり感が出てきました。

川上:担当者間のチームワークも生まれましたね。通常ならば提案して承認するという流れのところ、オムロンさんからは「一緒に考えるんやで」と言われました。機器のこと、体のことをすべて知っているオムロンさんと意見をぶつかり合わせたのは本当に良い結果を生んだと思います。また、それぞれの強みを持ち寄って、誰がどの担当というのではなく、できる人が率先して行うという雰囲気ができていました。

様々な調査検証で分かりやすさを徹底的に追求

小川:今回のサイトは見た目にはシンプルなのですが、ユーザーごとに血圧計・体組成計・歩数計など入口が違います。さらに、プラットフォームはPCと携帯の両方です。最も難しかったのは、それぞれ違う動機や環境で訪れるユーザーに対し、初期登録の画面は1種類しか作れなかったという点です。これだけを作るのに何百通りのワイヤーフレームを考えました。

川上:恐ろしいぐらい戻りもありましたね。サービスのコアになる、マイグラフの部分はユーザビリティ調査を行い、様々なユーザー行動をヒントにブラッシュアップをしていきました。

ユーザーの声を反映し試行錯誤が繰り返されたマイグラフユーザーの声を反映し試行錯誤が繰り返されたマイグラフ

小川:さらに初期登録フローでもユーザーインタビューも、「体組成計の箱を開けてください」というレベルから繰り返し行い、さまざまなITリテラシーのレベルを持つ人でも無理なくできるものをと試行錯誤を繰り返しました。

川上:サービスを伝えるためのポータルサイトと、実際に使っている方のための会員サイトを並行して作りましたが、かなり悩みつつの作業でした。これからさらに成長していくという、サイトが完成してサービスインしても終わらないプロジェクトですから。

サイトを成長させるため、これからも共に目指す道を考える

完成したWellnessLINKポータルと、会員サイト完成したWellnessLINKポータルと、会員サイト

サイトを作って終わりではなく、ともにサービスサイトを作り、これからも成長させていくという新たな船出を行ったオムロンヘルスケアとロフトワーク。

小川:現在はPCメインで、携帯電話はまだサポート的な役割しかありませんが、今後対応デバイスは増やしていきます。収益を得られるということはユーザーから評価をいただけたということであり、それをいくらもらえるかがメーカーの価値を決めます。それならば、いい機器を出して、さまざまなシーンで多くの人に使ってもらう。そのためにPCや携帯電話に加え、スマートフォンやiPadなど、多くのデバイスに対応していくのは使命ですね。

オムロン ヘルスケア 小川氏

川上:ほかに、このサイトで考えていることはありますか?

小川:サービスを利用していただいた方から集まったデータをどんな価値に変えて、ユーザーにサービスとして還元して行くのかを考えなくてはならないと思っています。これまでに血圧などのデータに何十年も関わってきた会社として、他の健康サービスとは一線を画して徹底的にこだわっていきます。

小川:今回結果的に良かったなと思っているのは、コンセプト設計、UIの実装、そして検証から運用までトータルで支援してもらっていることです。どれか一つが欠けてもなかなか本当の価値は生み出せないと思いますので、極論をいうとロフトワークさんはずっと一緒にやってもらいますよ、と。

川上:キックオフミーティングがあった2年前の飲み会で、初めて小川さんとご挨拶したときにがっちり握手をして「これは絶対成功するで」と言われたのを強く覚えています。

小川:あれは、成功するまでやめませんよ、ということなんですがね。失敗はありえないんです。ユーザーからデータをもらい続ける限り、やめられない事業。不退転の決意ですね。それはやはり、オムロンヘルスケアがやらなければならない事業だからです。今後は機器メーカーから、サービスソリューションカンパニーに変えていきたいですね。そうしないと、会社としてもドラスティックな変化は起きません。まずはユーザー数100万人を目標に!ユーザーを知ることは原点です。それを知ることができるインフラを持ったことは、今後の事業展開のなかでも大きいことですね。

川上:成功すれば次のチャレンジがあるサービスだと思うので、今後も続けていきたいですね。本日は遠いところをありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。

担当ディレクター

シニアディレクター 川上直記

シニアディレクター 川上直記

2006年ロフトワークに入社。大型のWebサイト構築からモバイル、映像、紙媒体と確かな実績を重ねるオールラウンドプレーヤー。2011年、シニアディレクターに昇格し、チームメイキングや執筆など、ディレクション以外の分野でも精力的に活動中。
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お客様情報

小川浩司様

オムロン ヘルスケア株式会社 新規事業開発センター ネットヘルスケア事業開発部 事業開発グループ

小川浩司様
COMMENT

こちらの要望にそのまま対応するのではなく、全体の仕様や方向性を踏まえたうえで、プロの視点で意見してくれ、敢えて対応すべきことではない点を指摘、提案してくれたことに、大変魅力を感じました。

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