グローバルサイトはビジネスのグローバル化が求めた
諏訪光洋(以下、諏訪): グローバル企業では、各国の拠点で構築・運営したWebサイトをグローバルサイトとして1つにまとめる流れがあります。日本オラクルさんも以前は日本語サイトを独自に運営していたと記憶していますが、2008年にはhttp://www.oracle.com/jp/として、グローバルサイトの一員になりましたね。
グローバル化のポイントは、ローカライズのできる“余白”の設定
渡邊紳二氏(以下、渡邊): オラクルのサイトでは、構造やデザインもグローバルで統一しています。他の企業だと、構造やデザインを各国で変えるケースもあるんでしょうか。
プロジェクトの推進には、社内のコンセンサスも欠かせない
諏訪: グローバルサイトの制作では、各国の拠点や拠点をまたがっているはずの事業部のコンセンサスも重要です。「うちのマーケットは特殊なので……」と主張する拠点、事業部は必ず出てきます。グローバルサイトプロジェクトを推進する部署や我々のような外部のWeb制作会社からは「反対勢力」に見えるんですが、実は「本社の青二才の方針」に反発するのは、独自のマーケティングで、拠点や事業で誰よりも成果を出している人のはずなんです。ただ、そこに気を取られると、グローバルサイトは作りにくくなる。オラクルさんのようにトップダウンで一気にグローバル化できたのは稀有な例だと思います。
執筆者

代表取締役社長諏訪 光洋
1971年米国サンディエゴ生まれ。
慶応大学総合政策学部(SFC)を卒業後、JapanTimes社が設立したFMラジオ局「InterFM」(FMインターウェーブ株式会社)立ち上げに参画。クリエイティブ業務を経た後、同局最初のクリエイティブディレクターへ就任。1997年渡米。School of Visual Arts Digital Arts専攻を経て、NYでデザイナーとして活動。2000年にロフトワークを起業。
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