ソーシャルメディアをめぐるWeb担当者の悩みを企業の枠を超えて共有し、解決への糸口を探ろうと発足したソーシャルエンゲージメント研究会。株式会社良品計画/くらしの良品研究所コーディネーターの土谷氏を講師に、全3回のプログラムで構成された研究会もいよいよ最終回。第1回、第2回で考えてきたことをベースに、各社が具体化したコミュニケーション戦略とは?2012年4月10日に開催された第3回目の様子をレポートします。
[参加企業(五十音順)]
エースホーム、Z会、ネクスウェイ、明治大学、ロフトワーク
場当たり的にならないためにも先を見通した戦略計画が必要
全3回にわたって考えてきたのは、コミュニケーションを通じてどう売上を上げるかではなく、自社の価値をどう伝えていくのか、そのために何を表現していくのか。コミュニケーションの軸となる考え方を学んだ第1回、良質のコンテンツを生み出すためにアンケート設計に取り組んだ第2回。これらを総括する回となった第3回のワークショップは、具体的なコミュニケーション戦略への落とし込みが目標です。
着眼点を変えると新しい可能性がどんどん見えてくる
約30分間課題に取り組んだ各社は、その成果を順に発表。決して夢物語ではなく、実務に直結する計画とあって、各社とも説得力のある内容になりました。中でも完成度の高かった2社について、その概要を紹介します。
成長もイノベーションも考えることも“書くこと”から始まる
各社が発表を終えたところで、土谷氏は全3回を総括するポイントとして、次の3つを改めて強調。
1.売らない:まずは売りたい気持ちを抑えて、コミュニケーションとしてどうあるべきかを考える。
2.大義を考える:共感を得るためには明確なビジョンが必要。
3.新しい知がある:知らなかったことに気づいてもらう仕組みがないと面白くない。
さらに土谷氏は、モノを書くことの重要性に言及し、「成長もイノベーションも、考えることも、すべて書くことによってしか生まれない。コラムは書けば書くほどうまくなるし、書けば書くほど考える。考えた人はさらに考える。会社に戻って、ぜひ書くという第一歩を始めてみてほしい。その際は必ず締切を設定すること。この書くことのススメを私からみなさんへのエールとしたい」と語りました。
参加者のアンケートより
「3回の研究会、大変興味深く、何より楽しかったです。1回、2回目は思うようにうまくアンケートを設定できませんでしたが、3回目にしてようやく、教えていただいていることに近づけたと思います」
「すごく面白かったです!この研究会がきっかけで自分たちの考えがすごく深まりました」
「毎回、同じことに取り組んでいたのだなあと気づきました。そしてそれが土谷さんからのメッセージなんですね」