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第3回:プロジェクトコンパス ~プロジェクトの羅針盤を作る~ [ワークショップ編]

ワークショップ:具体化したアイデアから、イメージを統一していく

前回の講座ではチームごとにブレストを通じ、企画アイデアを具体化していきました。(第2回のレポートはこちら)まずは宿題を振り返ります。様々な「観察」の手法を用いながら、プロジェクトに関わる具体的なイメージに近いものを探してくること。ワーク前半では、各チーム持ち寄ったものをボードに集約し、イメージのすり合わせを行いました。

(レポート:クリエイティブDiv. ディレクター 越本 春香)


PD講座 vol.03 プロジェクトコンパス

 

自分たちのアイデアに似た具体的事例を集めてきているチームや、キーワードを検索して一覧で画像を印刷してくるチーム、ターゲットのペルソナをイメージして作ってくるチームなど、さまざまな「イメージ」の形がありました。言葉だけでは人によって捉え方が違うもの。イメージを共有することで方向性が定まってきます。

 

PD講座 vol.03 プロジェクトコンパス

 

▲ 「既存の事例を集めているチームが多いので、もっとユーザー目線のイメージも欲しい」(講師:HUB Tokyo 槌屋詩野さん)

順調なチーム、停滞中のチームの違いとは?

全6回の講座も折り返し地点にきて、チームによってワークの進み具合に差が出てきたようです。ここで進捗に違いがでつつある、2タイプのチームについてまとめてみました。

PD講座 vol.03 プロジェクトコンパス

 ▲盛り上がっているチームはワークの進み方も順調。

*ディスカッションがうまく進んでいくチームの特徴  

1. チームビルディング  

メンバーそれぞれが積極的に発言し、ちょっとした意見でも言いやすいチーム作りに成功している 

2. ターゲット  

やりたいプロジェクトのターゲットが明確で、具体的なのでテーマがぶれない 

3. アイデアの粒度  

課題を細分化して小さなところから考え始め、アイデアの詳細化・具体化まで進められている

*ワークがあまり進まなかったチームの特徴  

1. チームビルディング  

発言のタイミングに躊躇してしまったり、発言する人に偏りが見られる 

2. ターゲット  

具体的なターゲットイメージがまだぼんやりしているので、目的が明文化しづらい 

3. アイデアの粒度  

目標が上位概念の位置にあり、そこに至るプロセスが抜けてしまう。収束のフェーズに入っていない。 やはり、プロジェクトの肝はチームビルディングにあります。土台がしっかりしていると、ブレインストーミングの質が高まり、プロジェクトコンパスへの落とし込みもスムーズなようです。

PD講座 vol.03 プロジェクトコンパス

 

 ▲コンパスの項目に照らし合わせることで、議論の「抜け漏れ」も把握。

大きなプロジェクトこそ、小さなことから考える。次回テーマは「MVP」!

講師からヒントとして提供したのは、議論の大きさに変化をつけてみること。例えば、いきなり壮大なプロジェクト全ての問題にとりかかるのではなく、「50万円の予算で2週間後にスタートする場合、何からはじめるべきか」など、具体的で手の届く範囲から全体像を固めて行く方法もあります。 今回、プロジェクトコンパスシートが埋められなかったチームは、シートを持ち帰り、ミニマムな単位を設定することが宿題となりました。そして、次回はまさに"ミニマム"がテーマです。

PD講座 vol.03 プロジェクトコンパス 

「次にプロジェクトで重要なのは"MVP"です。"Maximum VIsual Presentation"ではなく "Minimum Viable Product"を」(講座コーディネーター・林千晶)

*MVPの考え方  

・荒くてもよいのでコアを体感できる"モノ"(プロトタイプ)を作ること 

・小さなことの積重ねの方が、常に軌道修正しやすい 

・完璧でなくてもいいから、早く動き出すプロダクト 

・「あぁ、まだこれ出したくない…」というぐらいの状態での提出

PD講座 vol.03 プロジェクトコンパス

▲「これからの時代、攻めていてもすぐ守りに切り替えられるサッカーのような戦略が重要です!」

次回はMVPを重視し、『ラピッドプロトタイプ』を実践していきます!

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