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未知なる演奏体験を実現せよ! 新しい「楽器」を作る4日間 開催レポート
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    11月
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  • 東京/静岡

レポート掲載中

ヤマハリゾート「つま恋」(静岡県掛川市)/3331 Arts Chiyoda

未知なる演奏体験を実現せよ!新しい「楽器」を作る4日間! Play-a-thon開催レポート

総作業時間432時間!?未知なる楽器を創り奏でた「Play-a-thon」開催レポート

11/24(水)3331 Arts Chiyodaで開催されたEngadget Fes 2014 Winter。国内外の様々なガジェットの集った文化祭にて、全く新しい楽器による、全く新しい演奏体験ライブが披露されました。

このライブは、新しい楽器を作り、新しい演奏に挑戦する「ハッカソン+ライブ」イベントPlay-a-thon(前回の開催記事はこちら)の発表会によるものでした。

二回目の開催となるPlay-a-thon。今回は日本が世界に誇る楽器メーカーのヤマハ株式会社協賛のもと、情報科学芸術大学院大学[IAMAS]の小林茂氏、そして第一線で活躍するクリエイターやアーティストとのコラボレーションなど豪華なメンバーで開催されました。

最終日の11/24にEngadget Fes 2014 Winterへの出演を控え、18日間、総作業432時間に及ぶ未知なる楽器作りに挑戦した本イベント。全工程に同行したディレクター松永が熱い模様をフォトレポートでお伝えします。

Day1:音作りの本質を学ぶ。ヤマハ豊岡工場見学 11/6(水)

Play-a-thonの初日は浜松駅に集合。ヤマハ豊岡工場製造現場とギター生産工場の見学をしました。新しい楽器を作る前に、今、楽器がどのように作られているか実際の現場に学びます。

工場見学の様子は残念ながら、撮影禁止のため詳しくご案内する事が出来ませんが、金管楽器、木管楽器製造現場を巡り意匠を凝らした楽器が生産される様子を見学しました。

楽器の彫刻には手作業・機械作業の2つの方法があるそうです。「楽器工場の中ではかなり機械化が進んでいる」と紹介された工場内には、機械化がすすでいるにも関わらず多くの職人が機械と共に繊細な手作業をしていました。機械化できる作業をあえて手作業で行う理由は完成した楽器の「音」だそうです。

ヤマハ豊岡工場の見学を終え、続けてギター生産工場の見学をしました。

生産工場ではまず、工場見学の概要を担当者が説明。その後、実際に作業を行っている職人さんの話を聞きながら細やかな手作業を見学しました。

ギター経験者も多く、一つ一つの工程に頷きや鋭い質問が飛び交います。

この生産工場では、量産品の生産ではなく、職人によるハンドメイドでギターが作られていました。

ギターを形づくる木材の組み合わせと形状を入念に検討しながら、製造までを行っている現場は、量産品が生産される工場とは空気が違い、ひとつひとつの木材に向き合う職人の魂が息づくまさに工房でした。

2つの工場見学が終え、掛川市のヤマハリゾートつま恋へ移動。

1975年「吉田拓郎&かぐや姫」オールナイトのコンサートで有名なつま恋にてPlay-a-thonは開催されました。

懇談会と夕食を終え、新しい楽器を創るためのアイディア・ヒント・技術をヤマハの担当者からレクチャーします。

(左)Play-a-thon開始前に参加者はお互いの親交を深めていきます。 (右)ヤマハより音源分離・ネットデュエット等の最新技術を紹介

ここでDay1のプログラムは終了。参加者はレクチャーを受けた技術を担当者にヒアリングをしたり、アイデアの交換を行い熱い一日は夜遅くまで続きました。

Day2:新しい演奏体験を目指して。楽器作りスタート  11/7(木)

2日目はついに楽器作りがスタートします。

つま恋のミーティングルームの一室でPlay-a-thonがはじまります。

楽器作りに精通したファシリテーター・ゲストに迎えアイディア出しが進みます。

アイディアスケッチを行い、参加者同士でアイディアを発表。

1人1つのアイディアではなく、アイディアを出来る限り発散させます。

アイディアを共有、参加者・ゲストから実現可能か・新しいか等の幅広いフィードバックを受けます。

1人1人がアイデア出しを行い、ゲストを交えながら参加者同士で自分のアイデアをプレゼンします。

チーム編成後、アイデアからハードのプロトタイプについて考えていきます。

廃材や楽器、提供技術を駆使してプロトタイプ制作していきます。

2日目の最後はチーム毎にプロトタイプを発表を行いファシリテーターや参加者同士で講評とアドバイスをしました。

この日に完成形が枠組みが出来るチームもありました。

フェス当日まで"残り72時間 "実現のための最後のアドバイス 11/21(金)

静岡県掛川市つま恋での合宿から2週間後の11月21日のDay3は「3331 Arts Chiyoda」で行われました。

会場は秋葉原の廃校をリニュアールしたアートセンター「3331 Arts Chiyoda」

2週間の間に各チームはオンライン・オフラインで自分たちの目指す楽器・音作りを進めてきました。Day4の新しい楽器を使用したライブ前、最後のアドバイスを受ける機会でもあり、参加者は1分1秒を惜しむように作業を続けます。

3Dプリンターで楽器の筐体を作成を行うチームも

参加者自ら工具や機材を持ち込み、会場は完全に工場の様相を呈します。

ヤマハが「夢の楽器・音」の事業化をバックアップ、「インキュベーションプログラム」発表

Day3も佳境に差し掛かったタイミングで、協賛のヤマハより楽器や音楽インターフェースの事業化を希望するチームへのインキュベーションプログラムが発表されました。これは、今回のイベント参加者が引き続き楽器の開発を続け、事業化を希望する場合、メンタリングやアドバイスが受けられるサービスです。

インキュベーション・プログラムを紹介したヤマハ神谷氏

一過性のイベントではなく、「アイデアを本気で形にしようとするチーム」をサポートするヤマハからの提案に、参加者からも喜びの声が挙がっていました。

Day3の最後は各チームの楽器の発表とディスカッションを行いライブパフォーマンスに向けての段取りを調整していきます。参加者同士の技術やノウハウの共有など楽器の制作・ライブの成功に向けてPlay-a-thon参加者全員が一丸となって最後のブラッシュアップを進めました。

Day4:"食べる楽器!?" “触れる音!?” 熱狂のライブ・パフォーマンス 11/24(水)

Day3から3日後のEngadget Fes 21014 Winter 当日、新しい楽器のコンセプト発表のプレゼンに続き、いよいよ、未知なる新しい楽器によるライブが開催されました。

「OTO-HACO」

OTO-HACO:上部が木材にピックアップを取り付けた構造で、側面に感度センサーを取り付けたアナログとデジタルを融合させた楽器。

「Waveshaper」

音の波を再現し、実際に触れて音に変化をもたらす楽器。

「cube」

6面に設置されたボタンとその向きを操作して音楽を奏でていく楽器

「JOIN-TONE」

誰でも簡単に演奏出来るを目指した楽器で、一つ一つ異なった楽器の音色をボタン操作で演奏が可能、楽器を繋げる事で音階の演奏が出来ます。

「チームJ・J」

「言葉で曲を演奏」する楽器。メッセージのやりとりからワードを抽出して、楽曲がリアルタイムに創られていく楽器です。

「ウマイダークインテット」(ウマイダー計画)

うまい棒を使った食ベラブルデバイス、うまい棒をトロンボーンのスライド部分のように使用が可能。

11月6日より始まったPlay-a-thonは、全てのチームがライブというエンターテイメントを完成させ終演しました。

音の本質を学ぶ楽器工場の見学から始まったPlay-a-thonは、最新の技術と異なる価値観どうしのぶつかりにより、全く新しい楽器の原型の完成で幕を閉じました。

参加した多くのチームが引き続き楽器の開発を続けると意思表明があり、今後の活動に期待が膨らみます。

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