Home > ニュース > 2010年 > ロフトワーク、瀬戸内の名産品リデザインプロジェクト「Roooots」結果発表
株式会社ロフトワーク(代表:諏訪光洋、本社:東京都渋谷区、以下ロフトワーク)が2010年2月2日(火)から3月8日(月)までの1ヵ月間開催した、デザイン公募「Roooots 瀬戸内の名産品リデザインプロジェクト」の採用作品が決定しました。
第一次選考をロフトワークと北川フラム氏が、最終選考を佐藤卓氏、ひびのこづえ氏、ロフトワーク林千晶が行い、580点を超える応募作品の中から19点のデザインが採用されました。パッケージがリデザインされた各商品は、7月に開催される瀬戸内国際芸術祭の各地域のショップで販売される予定です。
越後妻有(新潟)の「大地の芸術祭」に続き、第2回目となる今回のRooootsプロジェクトは、前回にも増して審査員をうならせる力作が数多く集まりました。応募作品の中から、アイスクリームやオリーブサイダー、和三盆など、瀬戸内を中心に販売されている15品目の名産品それぞれの魅力を伝えつつ、芸術祭のグッズとしてふさわしい洗練されたデザインが選考されました。前回20倍の売り上げを伸ばしたデザインが登場したRooootsに、さらなる期待が高まります。
ロフトワークは、「Roooot」を中心とした、クリエイターポータル「loftwork.com」の1万3千人のクリエイターに対する公募を通じ、クリエイティブの力で地域の産業やビジネスの活性化に、今後も積極的に取り組んでまいります。
募集期間:2010年2月2日(火)~3月8日(月)
対 象:クリエイターポータル loftwork.com登録クリエイター(約13,000人)
応募点数:586点
応募者数:177名
商品品目:15品目採用(1品目は該当無し)
採用作品と採用クリエイター名:
商品01:讃岐うどんさぬきの夢
クリエイター名:黒柳 潤(くろやなぎじゅん)
講評:パッケージ業者さん泣かせなデザインですが、すごくいいですね。ぜひ実現してほしい。(佐藤氏)
商品02:特撰丸大豆醤油
クリエイター名:terai mariko(てらいまりこ)
講評:華やかで楽しくて、芸術祭のためのスペシャルなデザインとしていいと思います。(ひびの氏)
商品03:瀬戸内の藻塩
クリエイター名:該当者無し
商品04:しょうゆ豆
クリエイター名:石見美和(いしみみわ)
講評:タイポグラフィーがユニークで、すごく印象的なデザインですね。(佐藤氏)
商品05:和三盆クッキー
クリエイター名:INOKO(いのこ)
講評:和三盆らしいふんわりしたイメージで、味の柔らかい空気感が表現できています。紙の質感にこだわると、より雰囲気や品質感が出るのではないでしょうか。(佐藤氏)
商品06:瀬戸内金時プリン
クリエイター名:GUSTAV KLIM(ぐすたぶくりむ)
講評:強くてシンプルなデザインなので、売り場にあっても目を引きそうです。真中のラインが実はにんじんという発想もユニークです。(佐藤氏)
商品07:瀬戸内貝がらクッキー
クリエイター名:しんじろう
講評: 親しみやすく、気軽に買えそうなデザインです。味ごとのカラーバリエーションがならぶと、一層楽しいですね。(ひびの氏)
商品08:瀬戸内ジェラ
クリエイター名:yoge(よげ)
講評:親しみやすく、いい意味で人が「普通」に接することができると思います。(佐藤氏)
商品09:オリーブサイダー
クリエイター名:terai mariko
講評:商品名の文字をあえて途中で切っているところが、ふつうのラベルの概念を超えていて斬新です。(佐藤氏)
商品10:えびせんべい
クリエイター名:松本健一(まつもとけんいち)
講評:50年代頃のタイポグラフィを彷彿とさせる、遊びのあるデザインですね。(佐藤氏)
商品11:おいり
クリエイター名:aya(あや)
講評:よく見たら「あ、『おいり』って書いてあるんだ」という発見があるのが楽しいです。(ひびの氏)
商品12:吟醸 綾菊
クリエイター名:黒柳 潤
講評:美しくて、すごく力がありますね。「これしかないな」と思いました。(佐藤氏)
商品13:黒大豆焼酎 讃州黒
クリエイター名:パイント K+U(ぱいんとけーぷらすゆー)
講評:軽快なイメージで、すらっとしたスリムな瓶がいいですね。グラフィックも秀逸です。(佐藤氏)
商品14:和三盆石鹸
クリエイター名:mm(えむえむ)
講評: 繊細な雰囲気で、丁寧に作られているということが伝わってきます。(佐藤氏)
商品15:丸亀うちわ
採用クリエイター:(左から)藤井伸介(ふじいしんすけ)
講評:うちわの素材を活かしつつ、島のイメージをうまくデザインしています(ひびの氏)
しんじろう
講評:わざわざ「伝統工芸品」って入れているのがおもしろい。(ひびの氏)
トリゴエ モトコ
講評:香川に行くと、よく家の軒先にタコがつり下がっているんですよね。それを思い出しました。(ひびの氏)
Tomita Gu (とみたぐー) 2作品
講評:そのまま「丸亀」と書いてあるのがわかりやすいし、おもしろいですね。(ひびの氏)
商品16:和三盆
クリエイター名:黒柳 潤
講評:圧倒的に美しい作品でした。こちらも商品化までが大変そうですが、ぜひチャレンジしてほしいです。(佐藤氏)
今回でRooootsの公募も第2回ですが、前回以上にいい作品がたくさんありました。
ただ、今はまだデザイナーと製造業者とが出会っていないので、クリエイター側の思いだけの未完成のデザインです。今後、製品の作り手のみなさんとのコミュニケーションを通じて「なににこだわっているのか」「どんな歴史があるのか」ということを生産者の方々から十分に聞き取ってほしいです。そのうえで、採用された作品をベースに心をこめてパッケージを作り上げてください。
また、当選したデザイナーの方々は今後の売り上げのことも気にかけつつ、作り手と一緒に商品を育てていくような関係になれればいいと思います。せっかく生まれたデザインなので、すぐに使い捨てにせず、リデザインによって生まれた新しいイメージをこれからどうやって引き継いでいけるのかということにも取り組んでもらいたいです。
はじめは、「パッケージを変えただけではモノづくりとして表層の部分だけになってしまうのでは」と心配していましたが、実際には面白いと感じる作品や力のあるデザインもたくさんありました。
採用作品の中には製品化の過程で新しいトライが必要なものもいくつかあったので、今後は、そのハードルを乗り越えられるかどうかというところが課題になってくると思います。これから香川の名産品がどう発展していくのかがとても楽しみです。
今回は、全体的にきちんと商品のことが「考えられた」デザインが多かったと思います。
これからクリエイターの方々には、いい意味で「妥協しないで」製造業者の方たちと話をしてほしいです。製品の作り手の思いによって変更・調整するべき部分ももちろんあります。ただ、仮に今回提案したデザインやコンセプトが技術的な理由で「できない」と言われたとしても、そのままあきらめるのではなく創意工夫しながら今のアイデアの「良さ」を実現してほしいです。これらの作品が、夏に商品化されるのが今から楽しみです。
主催 瀬戸内国際芸術祭実行委員会
企画運営 株式会社ロフトワーク、株式会社アートフロントギャラリー
http://setouchi-artfest.jp/
第1回目となる瀬戸内国際芸術祭2010は、瀬戸内の7つの島と高松を会場に、7月19日から10月31日の間開催される現代アートの祭典です。近代化につれて産業が衰退し、少子高齢化が進む瀬戸内を、アートを通じて人と人、人と島、島と島をつなげて雇用や観光をもりあげ、地域の活性化を目指します。
地域が持っているルーツ(Roots)と、ロフトワークに登録する1万3千人を超えるクリエイターを掛け合わせた造語です。数多くのクリエイターと地域の産業との協働により、新しく生まれる魅力と可能性という、本プロジェクトの根幹となるテーマがこめられています。
クリエイティブのダイナミックな流通の実現をミッションに2000年2月に設立。「all about creative」をテーマに、あらゆるクリエイティブを提供する新たな形の制作代理店です。loftwork.comに登録しているクリエイターとのコラボレーションにより大規模な企業サイト・ECサイト・キャンペーンサイトの企画・構築やアバターデザイン、コンテスト・公募まで幅広いクリエイティブソリューションを提供しています。
社名 :株式会社ロフトワーク
本社所在地:〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂 1-22-7 道玄坂ピア9F
設立 :2000年2月17日
資本金 :26,875,000円
代表者 :代表取締役社長 諏訪 光洋
事業概要:Webサイト構築、デジタルコンテンツ開発、映像制作
連絡先 :TEL:03-5459-5123 FAX:03-5489-6667
株式会社ロフトワーク パブリックリレーションズ : お問い合わせ時間10:00~18:00(土・日・祝祭日を除く)
TEL 03-5459-5123
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