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Mayumi Ishikawa

週4日は社員として働き、週1日は人気ブロガー&ライターとして活動する。そんな“二足のわらじ”を軽やかに履きこなすのが、ロフトワークきってのクールキャラ石川真弓です。

「もちろん自分の道を究めた専門的な人は素敵です。けれど、私みたいにマルチに仕事をするというのも、ひとつの働き方だと思うんです」。そう微笑む石川は、PR担当として「FabCafe Brand Book」の第93回ニューヨークADC賞シルバー賞や2014年D&AD賞の「In Book」、カンヌライオンズのショートリスト賞に貢献。一方で、ブロガー・ライターとして自身のブログ『URAMAYU』の執筆や『HDR写真 魔法のかけ方レシピ~撮ったあと生まれ変わる、写真のあたらしい楽しみ方』(技術評論社)の出版など、それぞれの“わらじ”でプロフェッショナルとしての結果を残しています。

力まず、弛まず。変化を楽しみながら、自分のスタンスを貫く石川真弓のワークスタイル。

ロフトワークの拡がりが、自分自身の拡がりになる

現在、PR担当/プランナーとして活躍する石川がロフトワークに入社したのは、2013年7月のこと。
前職を退職後に夫婦で約3ヶ月間17カ国の世界一周の旅へ、帰国後いくつかの企業を就職先として検討していた石川が、ロフトワークを選んだ理由。それは至ってシンプルなものでした。

旅先のひとつ、ボリビアのウユニ塩湖にて

「ひと言で言ってしまうと、“楽しそう”だからですね。ロフトワークには多彩なクライアントプロジェクトがあり、グローバルに拡がるFabCafeがあり、OpenCUやloftwork.comがある……。どの視点で切り取っていいのかわからないほど多様な会社だと思いました。だからこそロフトワークに来れば、自分が好きな仕事がいくらでも見つけられそうな気がしたんです。会社としての拡がりが、自分自身の拡がりにもつながるんじゃないかなって」

“いろんな物事に手を出したいタイプ”。自身をそう分析する石川は、ロフトワーク入社前にも多岐にわたる仕事を手がけてきました。たとえば、大学卒業後に入社したWeb制作会社では、プロデューサーや、ディレクター、テレアポ、プロジェクトマネジメント、デザイン・コーディングなど「Web制作に関わるすべてのことを、ひと通り経験」。その後転職した外資系のソフトウェア企業では、5年間、会社や製品に関わる活動のマーケティング・広報業務をひと通り担当してきました。さらに『URAMAYU』を運営する人気ブロガーや『ギズモード・ジャパン』の翻訳ライターとしての顔もあります。

「『URAMAYU』としてブログを書きはじめたのは、今から12年ほど前でした。インターネットで自己表現できることが面白くて続けているうちに、少しずつ読んでくださる方が増えていって。例えば私がブログで紹介した場所やモノを参考にアクションを起こしてくれる人が見えるようになって。それがブログを続けるモチベーションですね。

また世界一周旅行の間に撮り貯めたHDR写真が書籍としてカタチになったこともうれしい出来事でした。HDR写真とは、露出の違う同じ写真を合成することで、通常の写真より幅広いダイナミックレンジを表現する写真の表現技法です。

「今回、このHDR写真の作り方をHDR写真をテーマにした、日本ではじめての本を2014年8月に出しました。ちょっと写真集ぽくもあり、そして技術書のような本です。

ロフトワークに入って、ちょうど1年と少し。週4日勤務・週1日はブロガーやライターとして活動する今の働き方をすごく気に入っています」

著書「HDR写真 魔法のかけ方レシピ~撮ったあと生まれ変わる、写真のあたらしい楽しみ方」を持つ石川

マルチタスクが育む、グッドサイクル

“いろんな物事に手を出したい”という彼女のパーソナリティは、ロフトワークでものびやかに発揮されています。PR担当として週に何本ものFabCafeの取材対応をしたり、プレスリリースを書いたり、セミナーを企画したり……。さらに会社全体のコミュニケーション戦略を練って実行したり。 そんな石川の姿は、12年間続けてきた“書く”という行為を軸足に、もう片方の足で軽やかにピボットターンを踏んでいるようにもみえます。

そんな石川が最近手がけた仕事のなかでも、特に印象に残っているのが「FabCafe Brand Book」の海外の広告賞へのエントリーだったと言います。

「『FabCafe Brand Book』は、レーザーカッターというFabマシンだからできる正確なカッティングと、二次元から三次元を立ち上げる斬新なアイデア、そして繊細なデザインが結びついた、FabCafeらしいクリエイティブを体現した作品です。制作自体は別のチームが行ったのですが、私はFabCafeの広報として、どの広告賞のどのカテゴリーにエントリーするべきか考え、制作の背景に込められた想いやコンセプトをテキスト化・翻訳していくつかの広告賞に応募しました。結果、『第93回ニューヨークADC賞』でのシルバー賞や『2014年D&AD賞』の『In Book』さらにカンヌライオンズのショートリストに選出されたことはことは、大きな自信になりました」

マイアミにて、プロジェクトメンバーとニューヨークADCの授賞式

さらに石川は、通常のPR担当としての業務のほかに、プランナーとして、クライアントワークも行っています。

「周りのメンバーがお客様と一緒にプロジェクトに取り組む姿を見ていたら、その熱気に私もムラムラしてしまって(笑)。4カ月ほど前に『クライアントプロジェクトにも参加させてください!』と手を挙げたんです。私が今関わっているのはとあるメーカーのオープンイノベーション的なプロジェクト。そこに私はプランナーとして、コミュニティデザイン、オウンドメディアからイベント企画、ソーシャルメディア活用やプロモーションなどの企画立案と実施を行っています。」

ブログを書き、広報業務を行い、さらにクライアントプロジェクトでも結果を出す石川。いくら“いろんな物事に手を出したい”性分とはいえ、相当に大変なはず。

「もちろん大変ですよ。それぞれに頭の使い方が全く違うので、最初は『知恵熱が出そう~』って(笑)。ただ、私の場合は複数の仕事を行き来するマルチタスク的な働き方が、それぞれの領域に良い影響を与え合っていると思います。たとえばライターは、情報を整理して適切にアウトプットする仕事。そのスキルは、広報業務やクライアントプロジェクトでも常に役立っていると思います。一方で、さまざまな業務を手がけるなかで得られる知識や経験は、ライターとしての引き出しや資産にもなる。ひとつの視点では想像できない深いコミュニケーションや思考に出合えることが、単純に楽しいなぁと思います」

どこに辿り付くかわからない。だからこそ変化を楽しみたい

多様な個性が共存するロフトワークのなかでも、ひときわユニークなワークスタイルを選んだ石川。彼女がこの先目指しているものとは。

「引き続き、いろんな仕事に片足をつっこみながら仕事をしていきたいです。もちろんひとつひとつの仕事できちんと成果を出すことが必要だし、その点についてはプロフェッショナルな意識があります。けれど、専門性を極めるような働き方だけでなく、私のようにマルチタスクに仕事をするというワークスタイルがあっても良いと思うんです。ちょっとおこがましい言い方になってしまいますが、“自由な働き方”を体現できるような存在になりたいですね。ロフトワークには代表の林をはじめ魅力的な人がたくさんいて、お互いに刺激を与え合いながら組織としてもどんどん変化しています。私自身もロフトワークも、この先どこへ辿り付くのかは全く読めません。だからこそ、今は変化を楽しみながら、いろんな経験をしていきたいですね」

ロフトワークで一緒に働きませんか?

loftworkers vol.13

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PR石川 真弓

WEB制作会社勤務を経て、シックス・アパートで広報及びマーケティングに携わる。2013年7月より、ロフトワークとFabCafeのPR/プランナーとして、広報活動や各種プロジェクトのコミュニケーション戦略のプランニングを担当。本業の傍ら、個人ブログの運営やWebメディアでのライター業務、日本初のHDR写真をテーマにした書籍『HDR写真 魔法のかけ方レシピ』(技術評論社)を刊行するなど、週4日勤務社員とライター・ブロガー活動のパラレルキャリアを実践している。