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商用CMSとして国内最大級の導入実績を誇る「WebRelease 2」。2008年10月15日、ロフトワークは、WebサイトのリニューアルやCMS導入を考える企業担当者に向けて、注目度の高いCMS製品、WebRelease 2を徹底解説。開発元のフレームワークスソフトウェアをはじめ、CMS構築のプロであるロフトワーク、メディアプローブが顔を揃えるとあって、会場となった「loftwork Ground」には、多くの受講者が詰めかけました。

最初に登場したのは、WebRelease 2を開発した株式会社フレームワークスソフトウェアの代表取締役・桝室裕史氏です。WebRelease 2 は、すでに289社(2008年10月現在)という導入実績を持つ国内でもっとも導入されている国産CMSです。なぜ選ばれるのか。桝室氏は開発者としての立場から、その優位性を解説しました。
数あるCMSツールの中から、なぜWebRelease 2を選ぶのか?
先ず、WebRelease 2の特長からセッションをスタートしました。WebRelease 2は静的CMSです。これこそがWebRelease 2のもっとも大きな特長だといいます。
なぜ静的CMSがいいのか?
動的CMSに比べて静的CMSには多くのメリットがあると、その例を上げました。
静的CMSのメリット
・SEO効果が高い
・アクセス解析が簡単
・可用性が高い
・セキュリティが高い
・公開サーバー側の負荷が低い
「こうした数々のメリットを考えれば、現時点では敢えて動的CMSを導入するメリットはありません。だから市場での主流は、静的CMSなのです」と、静的CMSの優位を強調しました。
しかもWebRelease 2なら、PDCAサイクルの実践も容易だと、続けます。「PDCAとは、コンテンツを配信し、効果測定を行なった結果に基づいてブラッシュアップを行い、再配信することです。WebRelease 2なら、コンテンツとテンプレートのブラッシュアップが簡単に行なえますから、これをくり返すことでサイト全体をどんどんブラッシュアップして、PDCAサイクルを実践していけるのです」といいます。
さらに、桝室氏はWebRelease 2の強みについて以下のポイントをあげました。
■完全パッケージ型CMS
「WebRelease 2は、CD-ROMだけで導入できます。パッケージには、サイト運用に必要な機能が一通りあり、インストールにも特別な知識は必要ありません。誰でも数~10分ほどでインストールでき、CMSの環境構築を完了して、すぐサイト制作に入れます」と、桝室氏の解説は続きます。開発のリスクがなく、手軽に導入できることも、WebRelease 2が選ばれる大きな理由だといいます。
■高機能、優れたGUI
「新規導入の際、1~2時間ほどのトレーニング、あるいはガイダンスだけで、確実に社内で運用できます。米国製のハイエンドのCMSを入れたはいいが、難しくて社内で運用できないという話を聞きますが、WebRelease 2ではほとんどありません」と桝室氏。手軽さに加え、ライセンス料が安いのも大きな魅力だといいます。
■自由度が高く応用の幅が広いテンプレート
HTMLをベースとしたテンプレートを採用しており、サイト構成やナビゲーション、ページデザインにいっさい制約がありません。さらにコンテンツ間の複雑な参照関係を自由に設定できるので複数のインデックス軸があるような多彩な導線にも容易に対応可能です。
■多彩な実績と信頼性
数あるCMS製品の中で現在までに289社の採用実績と国内トップクラスを実績を誇っています。業種・業態を問わず多くのお客様に評価されていることが製品の信頼性の何よりの証です。
導入事例を紹介した後、桝室氏は間もなく公開される新バージョンについて披露しました。「現在開発中のWebRelease 2.4では、ワークフロー機能を強化する予定です。公開予定は秋、遅くとも今年中には公開します」また、バージョンアップは、もちろん無償で提供されることになると付け加えて、セッションを締めくくりました。

続いての講師は、メディアプローブ代表取締役・渡辺泰氏です。メディアプローブでのウェブ制作は、最近はますますCMSサイトの構築が増えているといいます。その他にも同社は、WebRelease 2販売の代理店機能を持つほか、最近ではiPhoneのアプリケーション開発にも取り組んでいます。iPhoneネイティブのRSSリーダーを出荷しており、フィードの管理はWebRelease 2で行なっているとのこと。CMS導入の経験が豊富な渡辺氏の話に、参加者の目が輝きました。
企業の成長や変化に合わせて、CMSも変わっていけることが重要だと渡辺氏はセッションをスタートしました。「CMSは市場の変化、技術的な変化にも対応できなくてはなりません。そこで重要になるのが柔軟性です」。さまざまな変化に対応するには、まずテンプレートの開発時におけるページレイアウトの柔軟性、情報構造の柔軟性、新しい技術に対する柔軟性、さらにはコンテンツ入力時の柔軟性、これらが非常に大事だと渡辺氏は考えます。
WebRelease 2でテンプレートの要素定義をすると入力画面ができるため、デザインがかたまる前からデータ投入が可能になります。早期の入力開始によって、全体の工期が短くなることは大きな魅力ですが、「ウェブは公開したら、おしまいではありません。その日から運用が始まり、絶え間ないチューニングが必要になります。PDCAサイクルを廻して、次のアクションへというときにCMSから作り直しでは対応できません」と渡辺氏。成長するCMSが必要なのは、このためだといいます。
では、CMS導入でどうサイトを開発していくのでしょうか。「CMS導入の目的は、通常は更新作業の効率化だ」といいます。ただし、これは決してデザインの効率化ではないと渡辺氏。「むしろテンプレート作りなどデザイナーは面倒になります。デザインの自由化と効率化はトレードオフ(二律背反)なのです。多彩なページを作りたいという場合は、自由が奪われる可能性もあります。うまいバランスでつくることが重要です」と、CMSは万能ではないと注意を促しました。
「たとえば、定型化されないページには不向きです。あくまでノンデザイナー向きのツールです。社内にデザイナーがいる会社にCMSは無駄な投資かも知れません。誰でも入力できるのがCMSのメリットですから」。
最後に、自ら携わった多くの事例を紹介してセッションを終え、数多くのCMS導入に携わっている渡辺氏だから説得力を持つこの言葉が強く印象に残りました。「目的達成には、CMSが不可欠です。短期間・低コストが、PDCAサイクルを動かす必須条件。そういう意味で、最早CMSがないということはあり得ない時代になっています」。

セッション資料
めざせ年内!まだ間に合うCMS導入
藤原のセッションは、自分が経験した驚くべきサイト事例の紹介から始まりました。公開まで後1ヶ月というのに、トップページしか完成していなかった巨大サイト、CMSのライセンスを買っただけで予算が消えて立ち往生するサイト。嘘のような現実に、藤原は何度も立会い、それを解決してきたといいます。「ご相談いただく3割は、すでにプロジェクトが破綻して立て直しが求められる案件です」と藤原。なぜ破綻したのか、どうすれば立て直せるのか? そのノウハウを先に知っておいてもらいたいというのです。そして、ロフトワークなら、たとえ残り1ヶ月でも、間に合わせることができると。
「それは、ロフトワークが他の制作会社とは違う強みを持っているからです」と、ロフトワークについての紹介を始めました。まずはオンラインコミュニティに登録された、1万人を超すクリエーターたち。あらゆる分野の優秀な人材が揃っています。そして、経験則ではなく、世界標準のプロジェクトマネジメント「PMBOK」を使ってリスクを回避する管理手法。「これにより、ロフトワークはこれまで決められた納期内で、リスクを最小限にとどめ、最高の結果を出すという成果を数多く上げてきました」と、いいます。
サイト構築の場合、まずプロジェクトは現行サイトの分析から始まります。サイトを徹底的に調べ、それに基づいて基本設計に取り掛かるのです。「サイト設計とデザイン制作のベースとなるのはIA(情報設計)とUI(画面設計)で、情報性とデザインベースという設計指針を持っています。決してイメージ先行の提案はしません」。個性を発揮しようとして、伝えたい情報が伝わらない設計は、CMSの良さである情報発信という目的が失われるというのです。
こうした作業をスムースに運ぶために、ロフトワークでは100社の優秀なサイトの情報を集めたデータを「CCBS」(CMS Corporatesite Base Structure)としてまとめています。「優れたサイトのいい部分だけを取り出して、基本的なストラクチャーをまとめたものです。案件ごとの目的に沿って、これをカスタマイズすれば、常に一定のレベル以上のサイトを提供できます」と説明します。これもリスクを最小限に管理するプロジェクトマネジメントのひとつといえます。
「さらにCCBSには、さまざまなモジュールやリンクセットといったドキュメントが最初から付いています。これによって、一定のクォリティが担保されるだけでなく、開発工数を抑えることができ、コスト削減が可能です」とメリットを強調し、加えてWebRelease 2では設計思想に制限がないことで、過度の制約条件に縛られずに、スピーディーに仕様の策定が可能です。さらにインストーラーがついていたり、導入のために大げさなインフラが不要だったり、テンプレートがHTMLだったり、とにかく開発しやすく作られています。これらによって、通常はトータルで3.5ヶ月程度かかるサイトも場合によっては2ヶ月で完了することも可能とはWebRelease 2の優位性を語りました。
なぜ2ヶ月あればCMSで確実にサイト構築ができるのか、その導入ノウハウを披露した藤原。最後にこんな言葉でセッションを終えました。「CMSはどんどん育てていくサイトでなくてはなりません。完成形を目指すと余計なものが入り、時代の変化に対応できなくなります。今必要なこと、明確になっていることだけで、まず立ち上げましょう。お客様も、クリエーターも我々も、三者みんながハッピーになれるようなCMSサイトをご提供できるようがんばっていきます」
現状サイトの分析から、CMS製品選定・デザイン制作・テンプレート開発、更にはコンテンツの移行まで、
CMS導入に関わる一連のプロセスをオールインワンでサポートいたします
株式会社ロフトワーク セミナー・イベント担当 : お問い合わせ時間10:00~18:00(土・日・祝祭日を除く)
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