Home > セミナー・イベント > HTML5でアプリ開発が加速する! スマートフォン2011レポート

HTML5でアプリ開発が加速する! スマートフォン2011レポート

「スマホ参入、絶対」の理由とスピード感

2011年4月27日、日経BP社主催のカンファレンス「スマートフォン2011春」でロフトワークの代表 諏訪光洋とテクニカルディレクター 小野村香里が登壇しました。テーマは「iPhone/Android対応を加速させるHTML5によるアプリ開発とその事例」。企業のスマートフォンアプリ参入について、そのマーケティング的意義と、実際の事例解説の両面からお話ししました。

201104227_SMPSeminar025

▲会場は東京国際交流館。スマートフォン開発に携わるたくさんの方々が来場。

米国CNETの記者も予測できなかった

今、なぜ企業はスマートフォンアプリ開発に乗り出すべきなのか? その戦略や手法はどうあるべきなのか? 諏訪は、マーケティング的な側面からその前提条件について提言しました。

201104227_SMPSeminar022

▲企業のオウンドメディア戦略に携わるロフトワーク代表・諏訪。

10年前、テクノロジーの世界では、早くも"PDA+Phone"の登場が予測されていました。いわゆる現在のスマートフォンの原型ともいえる概念ですが、当時そのようなデバイスを使ってみたいと考えていたIT関係者は約36%。決して高い数値とはいえません。米国CNETの有名記者ですら「あの手の製品はどうなんだ? あんな形の物体に話しかけろと?」といった懐疑的なコメントを寄せていました。

伸び率26倍。脅威の成長市場へ

しかし予想に反して、スマートフォンが普及した2011年現在、Cisco VNI Mobileが発表した予測によると、2011年から2015年の全世界のモバイルデータトラフィックはおよそ26倍になるとまで言われているのです。(出典:Cisco Visual Networking Index)

201104227_SMPSeminar026

▲アプリケーションの販売市場も急激な成長が予想されています

また、日本の若年層において、「過去半年間にモバイルECサイトで商品を購入したことがある」というユーザーは41.6%、そのうち、半数以上の人が直近1年以内にモバイルECを使うようになったという結果もでています。(出典:mediba モバイルリサーチ2011[PDF]

「2013年までには、全世界を通じ、モバイル端末がPCに代わってインターネット・アクセスの最も一般的なデバイスになることでしょう。もちろん、ブラウジングだけではなく、ありとあらゆるサービスがモバイル経由になる可能性が高いのです。26倍成長が予測される市場……この脅威的な成長市場に、企業は当然参加しないわけにはいきません」

鍵は「サービス≠プロモーション」

インターネットが普及し、Webサイトのない企業活動は考えられなくなったといっても過言ではない現在、それと同様のことがスマートフォン対応サイト/アプリケーション分野でも起こりうるでしょう。

来たるべきその時に備えてどうするべきなのか? アプリ開発の視点から考えると「プロモーションではなく、オウンドサービスであること」に成功のヒントがあるというのが諏訪の提言です。

*成功するアプリの特徴
・既に固定のWebユーザーを持っているもの
・既に固定のサービスを持っているもの(EC等)

詳しくは、アプリ・パブリッシャーとして高い実績を持つ、APPLIYA 新城氏のインタビュー記事ををご参照ください。>> WebEXP特集インタビュー:アプリビジネスの「プロ論」アプリヤ新城健一氏

201104227_SMPSeminar029

またエンゲージメントの観点からも既存顧客にむけたサービスは重要であり、事例として、ハウスメーカーのエースホーム株式会社が来店客のお子様向けに開発したiPhoneアプリを紹介しました。

1週間で!! HTML5+JSのアプリ開発

では、急成長するスマートフォン・アプリ市場にどのように追いつくか? ロフトワークが出したひとつの答えは、「まずはHTML5+JSをつかって、さくっと開発してみる」でした。

201104227_SMPSeminar031

▲セッション後半では、実際にHTML5+JSでアプリ開発を手がけたロフトワークのテクニカルディレクター・小野村が登壇。アプリ開発について詳細な解説をしました。

小野村が手がけたのは、HTML5のcanvas要素をメインに構築した「ワクワクぬりえタウン」というiPhone向けアプリケーション。小野村自身は、プログラミングの知識はあるものの、アプリ開発者ではありません。それでも今回、「HTML5+JS×APPLIYA社のネイティブアプリ変換サービス」という制作フローを採用したことで、実質的な開発期間をわずか1週間に抑えることができました。

デザイナーもアプリ開発に参入?

アプリ「ワクワクぬりえタウン」アプリ「ワクワクぬりえタウン」

小野村は、「よりアプリらしく見せるにはどのような動きが必要か?」「その時工夫した点は? 記述の仕方は?」など、制作を通して得たTipsを具体的に公開しつつ、HTMLコーダーやWebデザイナーでもツールやサービスを使えばアプリ開発に参入できる可能性が十分にあることを提示しました。

*HTML+JSで制作するメリット
・Objective-CやJavaという新しい言語を習得する必要がない
・一つのsourceで、iPhoneでもAndroidでも動く
・開発環境やライブラリが増えてきている

*有用なフレームワーク/サービス一例
PhoneGap
Titanium Mobile
jQuery Mobile

「Adobe Dreamweaver CS5.5がjQuery MobileとPhoneGapに対応するなど、これからは、開発環境や開発手法の多様化によるアプリ開発者の増加が予想されます。だからこそ、今まで以上に目的をきちんと設計したアプリ開発が重要になってくるでしょう」

アプリ制作の解説は下記コラムからご覧ください

*プレゼンテーション資料

blog comments powered by Disqus

次回セミナーのご案内

株式会社ロフトワーク

  • 開催日時 : 2012年06月07日(木) 14:30~17:30 (受付開始 14:00)
  • 場所 : 梅田 ブリーゼプラザ 805号室 大阪市北区梅田2-4-9 ブリーゼタワー8階 【 地図・行き方
  • 参加費 : 無料

お問い合わせ

株式会社ロフトワーク セミナー・イベント担当 : お問い合わせ時間10:00~18:00(土・日・祝祭日を除く)

TEL 03-5459-5123



Copyright© 2000-2012 Loftwork inc. ALL Rights Reserved.